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世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2019/04/17 |
JAN | 9784087210743 |
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世界が変わる「視点」の見つけ方
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商品レビュー
3.7
17件のお客様レビュー
本書を読んでまず感じたのは、近年の学校の在り方や学生の学び方が随分自分の若い頃とは変わったなという点である。これは慶応SFCだからなのか、総合政策学部とか、環境情報学部といった学部の特徴からきている独特のものであるのかもしれないが、この様な環境で、本書に記載されている授業を受けて...
本書を読んでまず感じたのは、近年の学校の在り方や学生の学び方が随分自分の若い頃とは変わったなという点である。これは慶応SFCだからなのか、総合政策学部とか、環境情報学部といった学部の特徴からきている独特のものであるのかもしれないが、この様な環境で、本書に記載されている授業を受けている学生が非常に羨ましい。少なくとも私の在籍した大学は考える・学ぶというよりも「教わる」感覚の方が大きかったし、学部的に法律がメインであったため、判例を片っ端から記憶し、当てはめ直す=神経衰弱の様な「記憶」に頼る部分が多かった。友人の中にも慶応に行った者は多く、未だ交友関係を続けて偶に飲んだりもするのだが、本書にある様な学生の雰囲気は感じられない(勿論、記憶力や考えるスピードは光るものがあるのだが)。言い方は悪いかもしれないが、クリエイティヴさはあまり感じた事はない。今から大学受験をやり直せるなら、こういったカリキュラムのある学校に行って見たかった、それが本書を読んで最初に浮かんだ感想だ。 本書はデザインを単なるプロダクトデザインや空間デザイン、グラフィックデザインなど一つの視点から入るのではなく、例えば企業のある製品のCMづくりであれば、その製品コンセプトや製品そのものの魅力から作り直す様な大胆な手法として捉える。筆者は著名なデザイナーである事は間違いないのだが、単なる目に映る視覚的なもの以上に、人々の感覚や感情に訴えかける事を重視する。それにはクライアントとの向き合い方から、課題発見、コンセプト作り、最後にソリューション選定といったビジネスの基本スタイルを徹底的に実施する事の重要性について再認識させてくれる。 仕事の中でも、頻繁に企画書を書いたりレビューする機会があるが、「製品・ソリューションありき」は社会人の企画書にも非常に多いと感じる。何か閃きで自分のやりたい事、目の前の課題を一つの解決策決め打ちで持ってこられる事は多い。課題は確かに今困ってるから何とかしなければという問題意識から生まれているのだろうが、よく考えるともっと他にある大きな原因を見落としていたり(目の前しか見れてない)、考えが短絡的なものを多く見かける。だから、本書にある様に「課題」設定が最終的な成果の大きさを決める最も重要なプロセスだという意見には大きく頷ける。 そうした深く考察する能力は社会に出れば必須であり、会社のお金を無駄には使えないから、上司のレビューで徹底的に必要性と対策の妥当性を見極められる。学生時代に中々そうした事の重要性に気付かせる授業は、少なくとも私の大学や授業には無かった。仮にあったとしても少なくとも授業を受ける側の学生の大半がその重要性を認識出来ていなかったと思う。だから羨ましく感じたのかもしれない。過ぎ去った時間を取り戻す事は出来ないので、後悔していても始まらないが、本書の様な書籍に早くに出会っていれば、少しは自分の考え方や人生が変わっていた様にも思う。 本書には他にも、既に長い間ビジネスパーソンとして過ごしてきた様な私にも、改めて学生に戻って授業を皆で受けて考えている様な感覚に陥る内容が沢山書かれている。少しの懐かしさと羨ましさと後悔を覚えながらも、今も目まぐるしく動き続けるビジネスシーンに参考になるヒントがあるように思える。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても読みやすいため半日で読了。 デザインとはというhowtoではなく、デザインの思考とはといった内容だった。 帯にも書かれている「①課題②コンセプト③ソリューション」の考えはシンプルだけど、本質的に理解するためにはそれこそ経験が大切なんだろうと感じる。 自分は教職だったため、教材研究とデザインを重ねて読み進めていたが、そういうデザインとは関係ない分野の人にもおすすめできる本だった。
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学生時代に、このような授業を体感したかった… 子供にもこのような授業がある学校を勧めてみたいなとも思わせてくれた書籍です。
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