5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 博報堂スピーチライターが教える

ひきたよしあき(著者)

• 販売会社／発売会社: 大和出版
• 発売年月日: 2019/04/09
• JAN: 9784804718514

商品レビュー

2025/10/06

苦労や失敗談のネタを10個持とう
人は苦労話が好き。失敗や挫折を乗り越えた話に勇気づけられる。反対に、ただの成功物語、運良くラッキーなだけの話、自慢話は、嫉妬ややっかみを生むばかり。面白くない。

2025/09/19

評価されるためには、考えていることをアウトプットすることが必要で、そのためにどんな力を身につければよいかを学べる本です。
数多く紹介している、コミュニケーションに関する本ですが、多くの本が出ているということは、それだけ人々の悩みとして多いことを実感します。
頭の中にパッと適切な言葉が浮かび、自分の考えをまとめ、相手に伝わる表現ができれば、人から信頼と好感を寄せられると著者は説きます。
具体的なトレーニング法が複数の視点から数多く紹介されていて、他にもコミュニケーションの本を読んだという方にも使えるものは多そうです。

【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

「脳はとても怠け者で、いつも『ラクしたい』と考えていて、記憶を極力したくない。意識的に口に出し、何度も話しかける努力をして、脳みそに『これは覚えなくては』という信号を送る必要がある。そんな脳も、興味のあるもの、好奇心のあることに関しては、最高のパフォーマンスを発揮する。」
「人の日々の営みから生まれる言葉は、技術進歩の影響を大きく受けるので、トレンドに目を光らせておくことも心がけたい。一方、どんなに『表現』の仕方が時代とともに変化しても、本を読むなどで学ぶべき基礎はあり、それがないと価値観が違う人に伝えることが不可能になる。」
「プライベートな情報を効果的に開示すると、その人に深く理解した気になってもらえる。特に、苦労話は好まれる。人間の習性として、その人をよく知ることで味方かどうかを分け、自分たちの集団に害を及ぼさないかを見る。お互いが共有できる『旬の話題』も説得力をもたらす効果がある。」

【もう少し詳しい内容の覚え書き】

・ビジネスのさまざまな場面において何よりも大切なのが「思いを言葉にする力」で、考えていることをアウトプットできないと、評価されない。頭の中にパッと適切な言葉が浮かび、自分の考えをまとめ、相手に伝わる表現ができれば、人から信頼と好感を寄せられる。

○頭の中にあるものを知る
・「30秒で10個の単語を思い出す」「形容詞を使わずに語る」「目の前のものを実釣中継する」という言葉を思い出すテクニック、「教えるように暗記する」「3つの単語に要約する」という言葉を暗記する方法で、使わないうちに忘れてしまった言葉を思い出し、新しい言葉を暗記する。
・脳はとても怠け者で、いつも「ラクしたい」と考えていて、記憶を極力したくない。意識的に口に出し、何度も話しかける努力をして、脳みそに「これは覚えなくては」という信号を送る必要がある。そんな脳も、興味のあるもの、好奇心のあることに関しては、最高のパフォーマンスを発揮する。

○考える習慣をつける
・人の頭で考えると「他者の視点」で考える力がつく。行動の理由を3人称で声に出し語ると、客観的に物事を見る力がつく。「主張ひとつ、理由3つ」と考えに制約があると、考えをまとめる力がつく。「○○という考え方」と連発すると、アイデアが戦略化する。33案出して、考える「量」を確保する。

○論理的に発想する力をつける
・5回のWHYで深く考え本質に迫る、企画に対する反対意見を考え状況を客観的に整理する、「伝える相手」を明確に想像して話にリアリティをつける、「擬人化」してイメージしやすくする、ゴールを考えて全体を俯瞰し早く活動する、の5つをチェックすると、論理的に考えられる。

○真に伝わる表現力を磨く
・短い表現の規準（字数制限）、動詞を使った人を動かす表現、教科書的ではない表現、「○○の○○」を使った要点の絞り込み方、「we」を使った人を巻き込む伝え方、の5つは、使い込むと、話の伝わる速度と深さが変わる。もっと大切なのは、伝えたいという「熱さ」。
・人の日々の営みから生まれる言葉は、技術進歩の影響を大きく受けるので、トレンドに目を光らせておくことも心がけたい。一方、どんなに「表現」の仕方が時代とともに変化しても、本を読むなどで学ぶべき基礎はあり、それがないと価値観が違う人に伝えることが不可能になる。

○言葉に説得力を持たせる
・プライベートな情報を効果的に開示すると、その人に深く理解した気になってもらえる。特に、苦労話は好まれる。人間の習性として、その人をよく知ることで味方かどうかを分け、自分たちの集団に害を及ぼさないかを見る。お互いが共有できる「旬の話題」も説得力をもたらす効果がある。
・「わかりやすい数字」は、普段の会話の中で、人によって感じ方の違う形容詞を正確に伝えるために使う。使う場合は、人がびっくりする数字だけを使いたい。聴覚より視覚に訴えたほうが納得度は高いので、誰もが実感のない例を探すよりも、わかりやすく図形化、グラフ化することを考える。

2025/09/08

営業職の彼が買ったのか、ずっと置いてあった本。自分からはこのような本は手に取らないけれど、中身が気になって読了。あたりまえだと思っていたことがたくさん載っていた、「ヤバイ」などの簡単な言葉が子供たち〜大人も多用している世の中では、語彙を増やすことで会話も関係性もより深くなるとわたしも思う