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境界の日本史 地域性の違いはどう生まれたか 朝日選書983
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2019/04/10 |
| JAN | 9784022630834 |
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境界の日本史
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境界の日本史
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1. 地域の歴史評価の重要性 - 地域の歴史は、その地域内だけで評価することはできない。 - 広い視野を持つことが、地域の特徴を明らかにするために重要。 - 日本の歴史に関する研究は限られており、特に先史時代からの視点が不足している。 2. 藤本強の研究の意義 - 藤本強は、日...
1. 地域の歴史評価の重要性 - 地域の歴史は、その地域内だけで評価することはできない。 - 広い視野を持つことが、地域の特徴を明らかにするために重要。 - 日本の歴史に関する研究は限られており、特に先史時代からの視点が不足している。 2. 藤本強の研究の意義 - 藤本強は、日本列島が異なる文化を持つ地域に分かれていることを主張。 - 北海道や南西諸島を含む多様な文化の存在を強調。 - 「日本文化」とされるものは全体の一部に過ぎず、地域ごとの独自性が長期間保たれてきた。 3. 網野善彦の文化的境界の考察 - 網野善彦は、日本列島の文化の東西を分ける文化的境界に注目。 - 文化の多様性を理解するためには、歴史的深みと広い地理的範囲が必要。 4. 地域史の形成と境界の重要性 - 地域と地域の「境界」が如何にして形成され、受け継がれてきたかに注目。 - 各地域文化の詳細な記述は難しいが、境界の形成過程を探ることができる。 - プルース・パートンは境界を政治的、文化的、経済的に分類し、境界の多様性を指摘。 5. 地域文化の形成と生業の変化 - 旧石器時代の狩猟採集民は、複数の生活集団が共同で生活していた可能性。 - 地域の環境に応じた生業戦略の変化が、狩猟具の多様化をもたらした。 - 瀬戸内技法など、特異な技術が発達し、地域適応が進んだ。 6. 縄文時代の交流と交易 - 縄文時代には、地域間の交流が発展し、物資の流通が行われた。 - 貝製装身具やヒスイなど、地域を超えた交易品の存在が確認されている。 - 交流により文化や技術が互いに影響を与え、社会ネットワークが形成された。 7. 陶器の発展と地域性 - 弥生時代の土器は地域間の技術的共通性を示し、地域コミュニティの形成に寄与。 - 土器の分布は、地域の文化的背景や交流の痕跡を反映している。 8. 社会構造の変化 - 弥生時代には、首長や大規模な集落の形成が進んだ。 - 社会の成熟に伴い、首長の権力が強化され、地域を超えた政治的結束が見られた。 9. 律令制と地域社会 - 律令制の崩壊後、地域社会内での権益を守るための複雑な人間関係が形成される。 - 地域の有力者と国司の関係が密接になり、地域支配が実質的に行われるようになった。
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後期旧石器時代前半期、狩猟採集民は数家族から数十人の小規模集団で移動生活。東北から中部にかけては石刃製狩猟具が発達、近畿・中国・九州北部では石刃製狩猟具が未発達、伊豆・伊勢・四国沿岸・九州南部にかけては石刃製狩猟具が未発達+落とし穴、沖縄は貝器を利用。 約3万年前の姶良火山の噴火...
後期旧石器時代前半期、狩猟採集民は数家族から数十人の小規模集団で移動生活。東北から中部にかけては石刃製狩猟具が発達、近畿・中国・九州北部では石刃製狩猟具が未発達、伊豆・伊勢・四国沿岸・九州南部にかけては石刃製狩猟具が未発達+落とし穴、沖縄は貝器を利用。 約3万年前の姶良火山の噴火と気候変動。寒冷化と植生の急激な変化。針葉樹林の拡大。北方のマンモス動物群と南方のナウマンゾウ、オオツノジカ動物群が気候変動に従って移動。2万数千年前ごろ、大型動物はほぼ絶滅。 移動性の高い大型獣狩猟から、地域ごとに豊富に存在する中小型動物狩猟等の幅広い資源利用戦略への転換。関東地方西部は生業エリアが縮小したため、良質石材産地との距離が離れ、簡便な石器製作へ。九州地方島南部は、良質石材産地が偏在し、生業エリアが縮小しても影響少なく自由度の高い石器製作が可能。 古瀬戸内平原の狩猟採集民は、国府型ナイフ形石器など瀬戸内技法と呼ばれる技術を使いこなした。 2万5千年前から2万年前の後期旧石器時代後半期には、さらに細かい地域性(P85)。 交流しながら地域性を維持。 1万6500年前に土器が出現、晩氷期の温暖化より前。土器使用の契機と発達普及の契機は違う? 最初は旧石器時代の石器群と一緒に、寒冷化に入ると土器・剥片製石器・竪穴建物となり青森まで北漸。 縄文時代早期、竪穴建物からなる大規模集落、気候の安定化による定住的生活。 土器様式の境界(P117)。北海道北部、東日本、西日本、沖縄。 排他性と協調性、境界。 国造、西日本の広域首長連合、東日本は小さなまとまりが天皇に従う東国、坂東。 三関=鈴鹿、不破、愛発=政治的混乱が予想される場合、関が閉鎖。 鎌倉幕府=東の政府、朝廷=西の政府。
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旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡を詳細に解析することで、日本列島の現存している地域の特色のオリジナリティの源泉を解き明かしている好著だ.気候の変動はグリーンランドの氷や水月湖のデータから解明されており、人類の活動もリンクして考察できるようだ.現在の都道府県の境界は、...
旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡を詳細に解析することで、日本列島の現存している地域の特色のオリジナリティの源泉を解き明かしている好著だ.気候の変動はグリーンランドの氷や水月湖のデータから解明されており、人類の活動もリンクして考察できるようだ.現在の都道府県の境界は、明治初期にある程度人為的に決定されたが、本書によると旧石器時代に既に大まかに決定されていた由.東日本と西日本の違いも、細かに解説してあり楽しめた.
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