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植物油の政治経済学 大豆と油から考える資本主義的食料システム
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植物油の政治経済学 大豆と油から考える資本主義的食料システム

平賀緑(著者)

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植物油の政治経済学 大豆と油から考える資本主義的食料システム

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 昭和堂
発売年月日 2019/04/06
JAN 9784812218105

植物油の政治経済学

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2025/04/13

☆☆☆2025年4月☆☆☆ 植物油脂は私たちの生活の深く入り込み、なくてはならないモノではあるが、過剰摂取も懸念される物資である。 現在日本で使用される主要な植物油は菜種、大豆、パームであるが、本書では主として大豆油にfocusして日本で、世界で広く植物油脂が普及するに至った背...

☆☆☆2025年4月☆☆☆ 植物油脂は私たちの生活の深く入り込み、なくてはならないモノではあるが、過剰摂取も懸念される物資である。 現在日本で使用される主要な植物油は菜種、大豆、パームであるが、本書では主として大豆油にfocusして日本で、世界で広く植物油脂が普及するに至った背景・歴史を政治的、経済的な面から考察する。以下、僕が興味深いと思った点を列挙する。 1、大豆油の普及は満州から 大豆油の生産・普及は満州の大豆粕(←肥料・飼料として使用)生産から始まる。日本の農業近代化のため、満州における粕の生産は欠かせないもので、油はむしろ副産物として生産され、第一次世界大戦下の欧州を中心として輸出される製品であった。 2、戦争中は重要な軍需物質 満州で生産される大豆油、満州から輸入した大豆を原料として日本の「海工場」で生産される油脂は戦時中の日本にとって重要な軍需物質であった。石油の輸入が途絶えてしまった中で貴重な油であり、燃料のほか、潤滑油、食用など様々な用途で使用された。 3、戦後の食卓への普及 戦争後は膨大な設備・生産能力は残ったもの、軍需と言う大きな使用先を失った植物油脂。戦後は満州ではなくアメリカから仕入れた大豆を使用して油を生産することになる。国内の零細な「山工場」を淘汰し、大量の輸入原料を仕入れて油を生産するという体制を確立。っ大量生産される油脂の需要の創出に、油脂メーカーへ全力で取り組んだ。「食の西洋化」は余剰大豆を日本に売りたいアメリカの思惑と、膨大な設備を無駄にしないよう生産品の出荷先を求めた油脂メーカーの利害が一致して進められたもの、という一面がある。 日常生活での食事や、加工品の原料としてもはや避けられないレベルまでなじみのある植物油脂だが、この本を読めば、今までと油に見方が変わるかも!?専門書だけど、読みやすい本なのでオススメです。

Posted by ブクログ