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街場の平成論 犀の教室
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街場の平成論 犀の教室

内田樹(編者)

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街場の平成論 犀の教室

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2019/03/29
JAN 9784794970374

街場の平成論

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商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2025/10/13

 内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読め...

 内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。

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2022/06/11

平成元年は1989年、「ベルリンの壁」の撤去が始まった年であり、その後の東西ドイツ統一、ソ連を含めた東側陣営の崩壊、東西冷戦の終結へと向かっていく最初の年であった。また、この年の12月29日には、日経平均株価が38,915円の最高値をつけ、バブル経済の絶頂を迎えている。この年が絶...

平成元年は1989年、「ベルリンの壁」の撤去が始まった年であり、その後の東西ドイツ統一、ソ連を含めた東側陣営の崩壊、東西冷戦の終結へと向かっていく最初の年であった。また、この年の12月29日には、日経平均株価が38,915円の最高値をつけ、バブル経済の絶頂を迎えている。この年が絶頂であったということは、平成の時代を通じて、日本の経済は停滞あるいは衰退を続けていったということだ。 平成が終わったのは、平成31年、2019年のことだ。昭和が終わり平成が始まったのは、昭和天皇のご崩御によったわけであるが、平成が終わり、令和が始まったのは、平成天皇・明仁天皇が自ら退位の意思を示されたからであった。 平成の30年間というのは、どういう時代だったのか、ということを、内田樹をはじめとする論客たち、白井聡・平田オリザ・鷲田清一・ブレイディみかこ、といった人たちが論じた文章を集めたものが本書である。 内田樹が最初に書いていますが、平成が始まる時にはソ連が崩壊する等とは全く考えていなかったし、その後、プーチンが登場して、再度、強権的な国家に逆戻りする等ということは思いもよらなかった。また、日本の経済の強さが、ここまであっけなく崩壊してしまうとは全く思っていなかったし、それが30年間も現在進行形で続くとは、全く考えていなかった。 読んでみての感想は、ことほどさように、未来を予測することは難しいということである。日本の未来に対しては、今のところ暗い予測しかないが、もしかしたら、それがはずれるかもしれない、という超ネガティブな期待を感じた。

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2021/10/01

ブレイディみかこ氏は「シスターフッドと原初の怒り」という一文を寄せている。 1989年:平成元年の日本流行語大賞は「オバタリアン」、新語大賞は「セクシャル・ハラスメント」、そして2018年:平成30年のそれは「#Me Too」がランクインということで、”セクハラに始まりセクハラ...

ブレイディみかこ氏は「シスターフッドと原初の怒り」という一文を寄せている。 1989年:平成元年の日本流行語大賞は「オバタリアン」、新語大賞は「セクシャル・ハラスメント」、そして2018年:平成30年のそれは「#Me Too」がランクインということで、”セクハラに始まりセクハラに終わる”との小見出し。氏個人的には1989年は24歳で英国とアイルランドにいて、アイルランドは男を追いかけて行った、とありそれはアイルランド人移民の夫のことか?またストーン・ローゼズに夢中になった年であった。また1990年にイギリスでは税制上、既婚女性が初めて配偶者から分離された独立した税務者とみなされるようになった、ともある。 しばらく日本と英国を行ききし、1996年:平成8年に腰をおちつけるべく渡英した時はやっていたのが「スパイス・ガールズ」でスローガンは「ガール・パワー」。当時少女で現在活躍中の英国若手女性ライターたちがフェミニズムに目ざめた原点は子供の頃であった「スパイス・ガールズ」だという。それより上の世代は所詮作られたアイドル、と相手にもしなかったようだが、この「ガール・パワー」は女が女たちの支持を得て(たとえ小学生でも)、女たちをインスパイアして旋風を巻き起こした、のだという。対して日本にも2009年に流行語となった「女子力」はあるが、これは女が男たちの支持を得て男たちに愛されて、ほかの女たちより上に立つことで、「スパースガールズ」旋風は「ソーシャルな力」、「女子力」は「個人的な力」だという。 怒りが社会を変える、という考え方は英国に根強くあり、それはセックス・ピストルズであったり、英国労働党などにみられるという。その怒りをいま日本で一番多く持っているのは女性たちではないか、という。来るべき変化は、どこかから(既成のものから?)犬の餌のごとく与えられるのではなく、女性たちが、女性たちの力で手に入れなくてはならない。「シスターフッドと原初の怒り」を持つ、ガール・パワーがこれからの日本を変え得るという。 2019.3.30初版 図書館

Posted by ブクログ