![100分de名著 自省録 マルクス・アウレリウス(2019年4月) 携える哲学。 NHKテキスト](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001922/0019225367LL.jpg)
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100分de名著 自省録 マルクス・アウレリウス(2019年4月) 携える哲学。 NHKテキスト
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2019/03/01 |
JAN | 9784142230976 |
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100分de名著 自省録 マルクス・アウレリウス(2019年4月)
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
## 本書を読んだきっかけ 佐々木俊尚著『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』で古典の入門書としてNHKの100分de名著シリーズが紹介されていた。 『自省録』やストア哲学に関心があり、取っ掛かりとして本書を読んでみることにした。 ## 感想 文章は平易でわかりやすく、『自省録』が書かれた時代背景も簡単に解説されているのでイメージがつかみやすい。『自省録』は全般を通してわかりにくい言い回しが多いが、本書ではマルクス・アウレリウスが何を考えていたのか、その断片を垣間見ることができる。 哲学者として生きることを望みながらも、皇帝として生きなければならなかったアウレリウスが、いかに理想と現実のギャップを埋め、バランスを取って生きるかに心を砕いていたことがよくわかった。 著者がアドラー心理学の研究者なので、アドラーの話がところどころ挿し込まれているが、これは蛇足だった感じがする。 ## 要約 - マルクス・アウレリウスは賢帝による治世が続き、ローマ帝国が平和と繁栄を謳歌していた時代である121年にローマの名門家庭に生まれた。その後アウレリウスは39歳で帝位を継承。義弟のルキウスと共同統治をするが、度重なる天災と四方にある辺境からの外敵の侵攻に悩まされた。アウレリウスは軍を率いて遠征するが、ローマに一時帰国する途中で、ルキウスが急死。アウレリウスが一人で帝国の舵取りをすることになったこの頃から『自省録』が書き始められたと言われている。その後息子であるコンモドゥスとの共同統治を始めるが、前線で冬営中にアウレリウスは病に倒れ、58歳で亡くなった。 - アウレリウスは哲人政治を具現した賢帝と言われている。 - 自省録における「善く生きる」とは、幸福に生きるということ。どうすれば幸福であるかは自明ではない。どうすればよいのかについて、アウレリウスは絶えず考えていたと思われる。 - ストア哲学において大切なのは「自然に一致して生きる」こと。この自然とはいわゆる自然ではなく、宇宙の秩序を示す法則(理性・ロゴス)を指しており、何が自分のためになるのか、どう生きることが幸福であるか(=善)を判断できることが自然に従って生きる(=理性)こととなる。 - 何か外にあるものを受け取ったとき、感覚器官はその映像を心に刻印する。これを表象という。表象が理性によって承認されたとき、はじめで認識に取り込まれる。例えば悪口を言われたという事実があっても、それを理性が承認しなければ自分は害を受けず、ただ悪口を言われたという事実が残るだけ。
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ローマ帝国時代においても、現代と同じ悩みを持ち、日本の禅に通じる(今を生きる)という考え方に共感しました。
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「困難に直面したとき、人はどう生きるべきか」という普遍的な示唆がそこにあります。2千年の間よみ継がれてきた豊饒かつ難解な名著を、アドラー研究で知られる岸見氏が解説します。(e-honより)
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