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教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 黎明書房 |
発売年月日 | 2019/03/01 |
JAN | 9784654023134 |
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教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方
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「自由進度学習」。この言葉のインパクトは強烈だ。一度でも授業をしたことがある人であれば、居心地の悪さを感じたり、懐疑的に思ったりすることだろう。小学生を相手に「自由」を与えることは、子どもたちをてんでバラバラに野に放つようなものだ。 しかし、「自由進度学習」という言葉が示す...
「自由進度学習」。この言葉のインパクトは強烈だ。一度でも授業をしたことがある人であれば、居心地の悪さを感じたり、懐疑的に思ったりすることだろう。小学生を相手に「自由」を与えることは、子どもたちをてんでバラバラに野に放つようなものだ。 しかし、「自由進度学習」という言葉が示すとおり、自由なのはあくまでも進度だけである。実際p.136には、「学習の内容や様々な学習の約束は決まっている。」とある。な~んだ、それを聞くと、急に安心したり、少しがっかりしたりするのもきっと、授業の経験がある人だろう。なんとも勝手な話である。 筆者は、決められた範囲の中で「より上を目ざし、楽しくもありしんどくもあり、他には迷惑をかけず、(自己)満足できるように学んで欲しい。」と言っている。なるほど、確かにそれが本来の子どもたちにとっての「学び」である。その「学び」を実現するには、進度を自由にするのが一番理にかなっていると言わざるを得ない。教員の数を増やしたり、30人学級、25人学級と進めていけばできるかも知れないが、文部科学大臣ではないのだから、個人の力ではどうにもならない。 とりあえず、昨日今日とこの本を読んだ。筆者の主張、願いはよくわかったし、教育者として、私自身も共感できるところが多々あった。問題は、この本を読んだ人が、すぐに「じゃあ、やってみよう。」と思えるような具体的な手順が示されているか、ということ。当然、理念をわかった上で、実践者一人一人が工夫する部分が大きいことはわかる。わかるのだが、それにしても、この本からそのとっかかりを見つけることは難しいのではないだろうか、それが星4つとした私の感想である。 筆者の竹内氏は、この異端とも思える学習方法に初任の学校で出会ったという。そして驚くべきことに、退職まで、在籍した全ての学校で実践を続けてきたということ。管理職でもない一教員が、それをやり通す努力は並大抵ではないし、それだけこの学習方法に魅力があるということなのだろう。 私も、これまで「自力解決」ということを大事にしてやってきた自負がある。しかし、子どもたち全員が自力解決ができることは希である。進度を自由にすることで、その理想に一歩近づける、そんな手応えのある一冊と出会った。
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良書。著者の36年間の実践をもとにした、かなり具体的な「(単元内)自由進度学習」の入門書。いろいろ考える。実践するときの問題は、教材とか学習材というよりも、学習環境な気がする。高校で、どう学習環境をつくるか。
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