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流言のメディア史 岩波新書1764
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2019/03/21 |
JAN | 9784004317647 |
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流言のメディア史
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流言のメディア史
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
メディア流言を単に批判するのではなく、ニュースはそもそも曖昧なものであり、その中で思考を停止せずに、最善の行動を考えることがメディア・リテラシーとして重要、という最後に示されている考えは、新鮮で興味深いものでした。
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久しぶりにメディア史関連の本を読んだ気がするが、随所で目からうろこが落ちる思いをし、非常に面白かった。「流言」という素材は、社会史やメディア史ではちょいちょい扱われているものであるが、そうした流言研究史をきちんと批判的に摂取し、新たな分析を加えている。 構成は全9章プラス「はじ...
久しぶりにメディア史関連の本を読んだ気がするが、随所で目からうろこが落ちる思いをし、非常に面白かった。「流言」という素材は、社会史やメディア史ではちょいちょい扱われているものであるが、そうした流言研究史をきちんと批判的に摂取し、新たな分析を加えている。 構成は全9章プラス「はじめに」と「おわりにかえて」。1章から9章までそれぞれ具体的な「流言」が扱われている。簡単に紹介しておくと、第1章が有名な火星人襲来の話。第2章は、関東大震災時の流言。第3章が「キャッスル事件」、第4章が二・二六事件、第5章が「造言飛語」、第6章が従軍慰安婦問題などから「歴史のメディア化」が論じられ、第7章は(反体制ではなく)半体制のメディア、第8章が原子マグロの話し、そして第9章が「ヒトラー神話」の戦後史と続く。 メディア史的思考こそ、メディア・リテラシー涵養にとって最重要という著者の主張は、これらメディア史的思考実践によって裏付けられていると言えよう。
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佐藤卓己氏の史実資料を基にしたメディアと流言の歴史。 メディアと流言が切っても切れない関係にあったことが多くの事例を通して示されている。 かなりマニアックな事例が多く理解するために一定の知識が必要になるだろう。 やや揚げ足取りになるが、「パニック」に関する定義がないまま...
佐藤卓己氏の史実資料を基にしたメディアと流言の歴史。 メディアと流言が切っても切れない関係にあったことが多くの事例を通して示されている。 かなりマニアックな事例が多く理解するために一定の知識が必要になるだろう。 やや揚げ足取りになるが、「パニック」に関する定義がないまま、いくつかの「パニック」が語られている箇所がある。そのため、個人のパニックと社会的なパニックの違いが明確でなく、佐藤氏の主張がくみ取れない箇所がある。
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