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団地と移民 課題最先端「空間」の闘い
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団地と移民 課題最先端「空間」の闘い

安田浩一(著者)

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団地と移民 課題最先端「空間」の闘い

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/03/23
JAN 9784041013885

団地と移民

¥220

商品レビュー

4

14件のお客様レビュー

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2022/04/15

都内の団地に住んでいる人間として、たいへん興味深い内容だった。1950年代以降の団地の流れもおおまかに理解できる。 ページが進むにつれ、団地に住む移民問題に焦点があたり、差別や不平等の話がメインとなってくる。個人的には団地の文化的側面を多角的に知りたかったので、少し物足りなかっ...

都内の団地に住んでいる人間として、たいへん興味深い内容だった。1950年代以降の団地の流れもおおまかに理解できる。 ページが進むにつれ、団地に住む移民問題に焦点があたり、差別や不平等の話がメインとなってくる。個人的には団地の文化的側面を多角的に知りたかったので、少し物足りなかったが、それでもおもしろい内容だった。 団地の建て替えが住人の高齢化により社会問題となっている今、とても意義のある内容だと思う。

Posted by ブクログ

2021/09/27

興味深く読んだ。なんて言うと他人事みたいだけど、全然他人事ではない。今住んでるアパートにも外国人が多く住んでいる。隣に住んでいるのは日本人みたいだけど名前も知らない。下の部屋では孤独死があった。自分も孤独死する可能性は高い。 著者の代表作であろう「ネットと愛国」は読んだことがあ...

興味深く読んだ。なんて言うと他人事みたいだけど、全然他人事ではない。今住んでるアパートにも外国人が多く住んでいる。隣に住んでいるのは日本人みたいだけど名前も知らない。下の部屋では孤独死があった。自分も孤独死する可能性は高い。 著者の代表作であろう「ネットと愛国」は読んだことがあったので、この本もその部分に焦点が当てられているのかと思って読んだ。しかしそれは団地の一側面だ。団地にはその時代の市井の生が色濃く立ち上がってくる。孤立死、団地にまつわる時代の栄枯盛衰、価値観の変化、団地妻(!)、高齢化、パリの団地、外国人との軋轢、交流の取り組み・・・団地のそんな多様な側面にこの本は光を当てている。まさか団地妻に焦点当てて1章書くとは思わなかったが、ここでの描写には吉村昭を連想するものがあった。とにかく、そうやっていろんな角度から団地を描くことで、団地の過去と今、国内と国外、そして未来への希望が見えてくる。 もちろん、先行きは簡単なことじゃないだろう。若い世代は未来を変えていこうする様子が描かれていて印象的だった。若さをまぶしく感じた。その一方、高齢者はどうだろう。変わることは難しいのではないか。それは自分事として、保守化して殻に閉じこもるのがわかる気がしてしまう。最終的には交流が深まるより先に、時間と共に高齢者はいなくなってリトルxxxタウン、みたいな閉じた小コミュニティが各地に誕生するのではなかろうか。移民を受け入れた欧米国と同じように。

Posted by ブクログ

2020/10/21

かつての「ニュータウン」が住民の高齢化 により、「オールドタウン」化している ことは、あちこちで報道されています。 一方で、中国人などが移り住み、治安が 脅かされている団地などがあるとも聞き ます。 本当はどうなのでしょうか。 本書では、とにかく現地での様子をルポ すること...

かつての「ニュータウン」が住民の高齢化 により、「オールドタウン」化している ことは、あちこちで報道されています。 一方で、中国人などが移り住み、治安が 脅かされている団地などがあるとも聞き ます。 本当はどうなのでしょうか。 本書では、とにかく現地での様子をルポ することにより真実をあぶり出します。 高齢化は致し方なしとしても、外国人 移民との分断は果たしてあるのか、事実 を丁寧に取材しています。 また、海外の例も押さえています。 治安が悪化しているのが本当であるなら ば、本格的に移民を受け入れているフラ ンスなどはどうなのでしょうか。 テロの温床とまで言われているパリの 郊外の「団地」を訪れて、現状をルポ します。 田舎でもない、都会でもない「郊外」の 現状を詳細にレポートしている迫真の ノンフィクションです。

Posted by ブクログ

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