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中野のお父さんは謎を解くか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2019/03/22 |
JAN | 9784163909943 |
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商品レビュー
3.9
42件のお客様レビュー
電車の中で読むのは時として危険な本でした。なにが危険って、思わずにやにや笑ってしまうから。 謎解きは私には難解なものも多く、中野の父さんの解説、謎解きでようやく納得。 作品と作家と、作家同士の関係と、ミコさんの編集部での人間関係と、編集者としての目線、作家との関係など、なるほど...
電車の中で読むのは時として危険な本でした。なにが危険って、思わずにやにや笑ってしまうから。 謎解きは私には難解なものも多く、中野の父さんの解説、謎解きでようやく納得。 作品と作家と、作家同士の関係と、ミコさんの編集部での人間関係と、編集者としての目線、作家との関係など、なるほど、へぇ、さすがの連続。 尾崎紅葉と泉鏡花、徳田秋声をからめたお話が一番難解でした。 続編を読むのも楽しみです。
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★私の一番の絵本は、父の描いてくれた、あの漫画かも知れない。(p.233) 小説の形をした文芸エッセイのようにも見える第二段/雑談のようななかで謎が出てきたりヒントがあったり/リアルでもありそうな小さなでもちょっと気になる謎とその解 【一行目】「また、来たわよ」 【縦か横か】...
★私の一番の絵本は、父の描いてくれた、あの漫画かも知れない。(p.233) 小説の形をした文芸エッセイのようにも見える第二段/雑談のようななかで謎が出てきたりヒントがあったり/リアルでもありそうな小さなでもちょっと気になる謎とその解 【一行目】「また、来たわよ」 【縦か横か】意外な犯人、意外な正体。 【水源地はどこか】松本清張の盗作疑惑と荒正人の思い。個人的に思い入れのある中村眞一郎さんや福永武彦さんの名前も出てきて「おや?」と。 【ガスコン兵はどこから来たか】太宰治とガスコン兵。太宰治って文章うまいですねえ。 【パスは通ったのか】ノールックパスは成功するか。 【キュウリは冷静だったのか】星野さんの、一時は危なかった夫の放ったキュウリという語は何なのか。 【『100万回生きたねこ』は絶望の書か】父、倒れる。『100万回生きたねこ』を絶望の書だと思うと言う手塚に美希は「嫌なやつ」と感じる。ぼくはいまだ怖くてこの絵本を読めていません。 【火鉢は飛び越えられたのか】鏡花が秋声を殴った事件。ヒントは『時の娘』。考えてみれば『中野のお父さん』シリーズもそういうタイプかも。 【菊池寛はアメリカなのか】原島先生が菊池寛はアメリカかと言ったそのわけは? マッケンローvsボルグとどうつながる? ▼簡単なメモ 【安西】洋々社の編集者。 【筏丈一郎/いかだ・じょういちろう】編集者。堂々たる体格。週刊誌に配属されたとき足りないよりはと出前を余分に取り余ったら自分で処理しているうちにだんだん横幅が広くなっていったという恐怖の「筏」伝説を持つ。 【うっかり】百合原ゆかりいわく「しっかり者が、うっかり者に転落するのは簡単よ」p.187 【お父さん】田川未希の父。五十八歳で高校の国語教諭。いろんなことを知っている百科事典タイプの人物。年々お腹が大きくなっている。 【亀山太四郎/かめやま・たしろう】『小説文宝』の定期購読者の中でもおそらく最高齢の人。昔、郵便配達員だった。 【国岡学/くにおか・まなぶ】作家。連載中の中国古代を題材にした大作は未希の担当。 【国高貴幸/くにたか・たかゆき】文宝出版の推理新人賞応募作『夢の風車』を書いた。五十八歳。 【塩谷一刀/しおたに・いっとう】作家。運動不足を痛感してランニングに目覚め熱が入っている。直接の担当者は百合原ゆかり。 【小池】ミステリ作家。 【小説】お父さんいわく「小説ってのはせんじ詰めれば筋じゃない。どう書くかだろう」p.27。個人的にもそう思う。極端に言えば文章がよければ中身が多少陳腐でも楽しめる。 【田川美希/たがわ・みき】→未希 【手塚】春秋書店の編集者。高校時代に野球部で県でも評判の剛腕投手だった。美希から「嫌なやつ」と思われたり「いいやつ」と思われたり。相手役? 【藤堂】洋々社の編集者。眼鏡の似合うクールな感じ。雨男。ゆかりと結婚する。 【虎谷紫苑/とらたに・しおん】未希より少し年下の編集者。ボーイッシュなタイプだったが女性週刊誌に異動して化けた。 【蜂川光起/はちかわ・こうき】文学史上重要な作家。 【原島博/はらしま・ひろし】趣味は古書店巡りという本好き。中野のお父さんと傾向が似ている。 【備中高松城】秀吉の水攻めで有名。岡山出身で授業で取り上げられてましたが秀吉に対する反感はなく、なんかうまくやられてしまったなあという印象でした。 【星野洋子】大先輩編集者。いっしょに安藤忠雄の展覧会に出かける。 【丸山】『小説文宝』編集長。細長い顔に眼鏡。眼鏡はちょこちょこ変えている。文宝社長に、俺はなる! とシラフで叫んでいたらしい。 【丸山の姉】美人。一人娘に有香がいる。 【美希】田川美希。主人公。文宝出版編集者。二十代後半。大学でバスケットボール部のレギュラーやってた。バスケ協会公認コーチの資格も持っている。 【村山富美男/むらやま・ふみお】大御所作家。人格者な上、締め切りを守る。野球好きでソフトボール部も作った。古希をきっかけに作家・編集者による軟式野球部「Cockys」も作った。 【八島和歌子/やしま・わかこ】『別冊文宝』編集者。ゆかりと同期。背の高い素敵な美人。「ドラえもん」のことならなんでも知っている。 【有香/ゆか】丸山の姉の娘。びっくるするほど可愛い。サンタさんにダッフィーをもらいたい。 【ゆかり】百合原ゆかり。未希の先輩。我が道をゆく女って感じ。藤堂と結婚する。 【百合原ゆかり/ゆりはら・ゆかり】→ゆかり 【落語家さん】売れっ子でイケメン。歌もうまい。 【若森瑠璃子/わかもり・るりこ】晩年の蜂川光起に気に入られていた知的な作風の作家。
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気軽な読み口、何気ない文芸社の日常の中に、書籍と書籍、書籍と作家、作家と作家の間を読み解くところが、構えずに読むことができてとても良いです。
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