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7袋のポテトチップス 食べるを語る、胃袋の戦後史
定価 ¥2,200
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2019/03/12 |
JAN | 9784794970794 |
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7袋のポテトチップス
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
本書に出てくる新宿駅東南口の定食屋さん、ずっと入りたくて入れていないお店でした。中原一歩「寄せ場のグルメ」や今柊二「定食学入門」に出てくるお店はわざわざ行ってみたりしているのに都心ど真ん中のこのお店は食事のタイミングと合わずにスルーして来たのです。このお店が1915年に開店してい...
本書に出てくる新宿駅東南口の定食屋さん、ずっと入りたくて入れていないお店でした。中原一歩「寄せ場のグルメ」や今柊二「定食学入門」に出てくるお店はわざわざ行ってみたりしているのに都心ど真ん中のこのお店は食事のタイミングと合わずにスルーして来たのです。このお店が1915年に開店していたとは!「新宿に荷馬ならぶや夕時雨」人に、そして馬にもエネルギーを補給してきた食堂の存在は地層にアンモナイトの化石が露出しているようなものです。いや現役の店を化石呼ばわりは間違っていますね。「胃袋の近代」の著者が、その考察の射程を高度経済成長時代に合わせて描く、いわば「胃袋の戦後」です。長野屋さんという存在が歴史と現在を地続きにしているように、著者のおばあちゃん、おかあさんとの女系三代の極私的な物語が、歴史を生き生きとしたものにしています。それは「7袋のポテトチップス」という著者の息子さん世代の物語にも繋がっていきます。そこには水俣の地域再生のストーリーやこども食堂という新しい公共のポテンシャルにも接続されていきます。「飽食」までの歴史と「崩食」への転換と、そして「逢食」という希望への時間軸でもありました。冒頭の顔がアンパンじゃない初期アンパンマンって著者のことかも、と思いました。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10277218
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なかなか分厚くて読むのに時間がかかったが、とても面白かった。小説ではなく史実をまとめた専門書(?)だが、抵抗なく読めた。生きることは食べることであり、先人たちが生きたい、もっと食べたいと必死に取り組んでくれたからこその豊かな食生活だが、減反政策や都市化に伴う農地減少などによって農...
なかなか分厚くて読むのに時間がかかったが、とても面白かった。小説ではなく史実をまとめた専門書(?)だが、抵抗なく読めた。生きることは食べることであり、先人たちが生きたい、もっと食べたいと必死に取り組んでくれたからこその豊かな食生活だが、減反政策や都市化に伴う農地減少などによって農業が縮小し、また多くの食べ物がロスとして処分されてしまっている現状には、先人たちも嘆いてるのではないか。戦中・戦後の食糧難の時代を強く生き抜いてきた方達の記録を見ると、今の食生活は大変ありがたいが、過剰なまでに発達したと思う。 祖母、母、私の嫁入り道具3世代比較表は、年末に実家帰った際にでも作ったみたい。
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