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現代の軍事戦略入門 増補新版 陸海空からPKO、サイバー、核、宇宙まで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 芙蓉書房出版 |
発売年月日 | 2019/03/11 |
JAN | 9784829507575 |
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現代の軍事戦略入門 増補新版
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
図書館で借りた。 軍事戦略に関する本。原題は"Modern Military Strategy: An Introduction Second edition by Elinor C.Sloan" 著者は安全保障の戦略研究に関する大学教授らしい。訳者はこの分野...
図書館で借りた。 軍事戦略に関する本。原題は"Modern Military Strategy: An Introduction Second edition by Elinor C.Sloan" 著者は安全保障の戦略研究に関する大学教授らしい。訳者はこの分野においては信頼できる奥山真司氏だ。 Part.1 でシーパワー・ランドパワー・エアパワー・核兵器と、ここ100年間の主要な戦力となっている分野について語られている。日本だと中々教科書的には書かれない内容だ。エアパワーが時代によって戦略における立ち位置が変化していった歴史は興味深かった。 Part.2 では、どんな戦争があるかだ。非正規戦(irregular war)は、国家間戦争が「正規」で、それに対する非正規であり、Non State Actorに対する戦い。すなわち、反乱軍、テロリズム、ゲリラ戦…。日本人的感覚だと、「自由のために!」なんて謳った判官贔屓な目線を持ちがちだが、反乱軍を鎮めるのも国の役割と考えるべきか。 さらには平和維持、人道的介入など。この辺りは「世界の警察官・アメリカ」的な価値観を感じる。 Part.3 が本書の興味深いところ、タイトルにある"現代の"は主にこのセクションだ。サイバー戦争にスペースパワー。これはまだ今後発展していくであろう分野だが、一般書として本になっているのは貴重であり、咀嚼したい内容だ。個人的にエンジニアという職業柄、どのように関わる可能性があるかなど、想像しながら読み進めた。 まだまだ分からないことも多いが、本書は比較的初心者でも読みやすい構成ではないかと感じた。
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冷戦以後の軍事の変化についての概説本。なので古典や基礎知識は知っておいた方がいい。今後は非国家的な集団にも注目。
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タイトルに入門とある。理系本のように難解な方程式が出てくるわけでもないが、斜め読みするだけでも体力を要する。平和ボケしてしまった日本人代表たる自分には、世界で起きた・起きている戦争や紛争の基礎知識が全くもって不足していることの現れだろう。現に翻訳者が勤務する防衛大学の4年生に読ま...
タイトルに入門とある。理系本のように難解な方程式が出てくるわけでもないが、斜め読みするだけでも体力を要する。平和ボケしてしまった日本人代表たる自分には、世界で起きた・起きている戦争や紛争の基礎知識が全くもって不足していることの現れだろう。現に翻訳者が勤務する防衛大学の4年生に読ませたところ、ひじょうに示唆に富むとの感想が専らだったとのこと。 そんな上っ面の読み方で、本書の流れを自分の記憶のために、大まかにまとめると以下の通り。 ランドパワー、シーパワー、先日読んだ地政学の本で両者のせめぎ合いは、なんとなく理解。 20世期に入り、エアパワーが加わる。当初はこの力に懐疑的な論が優勢だったが、スピーディに戦局を決める手立てとしての地位を確立。 この辺までは、戦略・戦術の巧拙による多少の差はあれ、基本的には兵器や人員の物量に依存する通常戦だが、ここに核兵器が入ることで、戦力はリニアに測れるものではなくなった。 第二次世界大戦後の冷戦時代は、国家群対国家群のバランスを取るための抑止力と、辺境地における戦乱鎮圧のための派兵(我々の世代にはPKO活動が思い起こされる)。 非国家主体(古くは毛沢東の革命組織、近年ではイスラム国のような)が当事者(少なくとも一方が)となると戦闘行為自体が目的化。テロ攻撃をし続けることが生命線に。 その後のサイバー戦においては、地理や場所の概念が喪失。こちらは短時間の一発勝負。防御の裏をかく再アタックの繰り返し。 最後はスペースパワー。一時期、話題になった宇宙から地上施設を攻撃する兵器などよりも、現時点では、衛星を無力化する攻撃の方が、「投資対効果」が良いようだが、どうやら既に無限の「宇宙空間」おける陣取り合戦が始まっている。 「#現代の軍事戦略入門」(芙蓉書房出版、E.スローン著) Day252 https://amzn.to/3jZctBY
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