わたし、定時で帰ります。―ハイパー―

朱野帰子(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2019/03/29
• JAN: 9784103516422

商品レビュー

2024/10/22

確かにハイパーだわ。
前作から、さらにパワーアップしてる。
昭和を生きてきた私にとって、OL時代に体験した内容がそのまま。まあっ、本の内容は極端かもしれないけど、あーいう会社はあったと思う。
昭和的なパワハラ、セクハラ天国のような会社をギャフンと言わせて契約を取るという痛快ストーリーがとても面白かった。
ライトノベル的で、気軽にサクサクと読める。内容の面白さでイッキ読みしてしまった。
続編もまた、読みたい。

2024/09/13

すごく共感できるので、二度三度と読んでいる。うわーと思う出来事もあるが、多分あるところはあるし残念ながら現実味がある。そんなことありえないと思うというコメントも見たけれど、それはまだ何にもぶち当たってない来栖のような環境にいたのだろうと想像してしまう私。
種田晃太郎は不器用すぎてかわいいまである。でも、なんだかんだ、結衣もその晃太郎には言いたいこと言えてないしどっちも天邪鬼。

甘露寺はめんどくさいし、そもそも当初の来栖もだけど、出てくる若手は面白おかしく大変だけど、その面白さや可愛げを抜かしためんどくささや大変さ残ったような人はいくらでもいると思うし、覚えがありすぎて。だからこそ好転してくれる物語は希望を持たせてくれることもあってすごく惹かれたのだと思う。

2024/08/18

定時で帰りたい主人公vs体育会系パワハラパラダイス会社笑
管理職になってタスクが増えていくが、それでも会社のため、同僚のため、部下のため、自分のために定時帰りを目指す主人公の奮闘は素敵だった。
周囲の人物も前作に増して個性的な面々で面白い。特に甘露寺は曲者すぎて爆笑。こんな自称大型ルーキーを部下に持つと頭が痛くなりそうだ。(同期ならおもしろおかしく関われそう。)
仕事に責任と誇りは持つが、何より自分のために働こうと思った。