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最後の職人ものがたり 日本美のこころ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2019/02/27 |
JAN | 9784093886673 |
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最後の職人ものがたり
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最後の職人ものがたり
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
「最後の」という言葉になんだか切なくなってしまった。 家業を継いだ方、知らない世界にいきなり飛び込んだ方。色々なパターンの職人さんがいたけど、真摯に「もの」に向き合い、とことん納得するまで仕事をするというところは共通点。 自分がどうこうできることじゃないけど、素敵な伝統がなんとか...
「最後の」という言葉になんだか切なくなってしまった。 家業を継いだ方、知らない世界にいきなり飛び込んだ方。色々なパターンの職人さんがいたけど、真摯に「もの」に向き合い、とことん納得するまで仕事をするというところは共通点。 自分がどうこうできることじゃないけど、素敵な伝統がなんとか次の世代にも繋がれますように。 写真も心惹かれるものが多くて、彬子女王のように実際に自分の目でも見てみたいと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「日本美のこころ」の続編。 彬子女王殿下が北は青森から南は沖縄・久米島まで日本各地の“最後の職人”を訪ね、取材し、雑誌「和樂」に寄稿したエッセイをまとめた一冊。 最後の職人とは、後継者不足・材料の枯渇・用途の減少により失われつつある伝統の手わざを、最後のひとりとなっても守り続ける矜持をもって、日々仕事に励む職人たちのこと。 稀少なものを生み出す現場を訪ね、日本文化に造詣の深い彬子女王殿下ならではの視点で魅力を読み解いている。 めちゃめちゃ面白い。烏帽子(えぼし)、杼(ひ)、蒔絵筆(まきえふで)、キリコ、丹後和紙などはギリギリ知っていたが、 烏梅(うばい)、和釘(わくぎ)、金唐紙(きんからかみ)、御簾(みす)、漆(うるし)かき道具など、見たことも聞いたこともないものを作っている職人もいて、とても興味深く読んだ。 京都の金平糖職人、熊本城復興事業といったものも。 日本の伝統美を未来へどう伝えていくかの示唆に富んだ一冊。 特に印象に残ったのは、冒頭の「わたしが行きついた答えは『伝統とは残すものではなく、残るもの』であるような気がしている」との一文。その後「今日までその技術が残ってきたのには理由がある。そして、その技術は失われるのにもまた理由があるのである」と続く。目を見開いて日本文化・伝統を研究し続けてきたからこそ綴ることができた、彬子女王ならではの言葉だと思った。
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