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ナチスから図書館を守った人たち 囚われの司書、詩人、学者の闘い
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2019/02/22 |
JAN | 9784562056354 |
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ナチスから図書館を守った人たち
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
ノンフィクションのゲットーでのユダヤ文化にまつわる本や書類を守った人たちの話。 こういうナチスやソヴィエトによる迫害の話を読むときにはいつも体をチクチクと針で刺されているように感じる。 文化をなくすことは、存在を抹消すること、という考えには思い当たることがたくさんあり、背筋が凍り...
ノンフィクションのゲットーでのユダヤ文化にまつわる本や書類を守った人たちの話。 こういうナチスやソヴィエトによる迫害の話を読むときにはいつも体をチクチクと針で刺されているように感じる。 文化をなくすことは、存在を抹消すること、という考えには思い当たることがたくさんあり、背筋が凍りつくような気がする。日本でも隣国はじめ、近隣諸国、また国内の諸民族に対する迫害の歴史がある。これは他人事ではないし、また二度と起こしてはならないと強く感じさせられた。
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どれだけの知識や歴史、文化が失われたのだろうか。 それを守ろうと思った人たちはどんな気持ちだったのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
いわゆる安定期の間、図書館はゲットーでの生活の頼みの綱となった。この安定期は1942年1月から1943年7月まで1年半続いた。大規模な一斉検挙とポナリへの移送はいったん収まり、残った2万人の住民にとって、ありふれた日常生活gあ戻りかけた。朝、労働タイはゲットー外の強制労働の現場まで出かけていき、1日の終わりには状況gあ許せば、服の下に食べ物を忍ばせて帰ってきた。住人が生産的な労働者であれば、その労働はドイツ軍にとって役に立つ、ナチスは自己利益の見地から彼らを活かしておくだろう。大半の住人はその通りだと信じたか、少なくとも、そう信じたがった。安定期になると、文化的社会的活動が盛んになった。最初のコンサートが1942年1月18日に開かれた。ゲットー作家芸術家協会が同じ月に設立され、生活支援委員会が結成されたほかに、青少年クラブ、母乳バンク、様々な専門職の協会(弁護士、ミュージシャンなど)ができた。こうしたグループにとっても、図書館は貴重な情報源として役立った。だが、その平穏は、断続的に残虐行為が起きることで破られた。
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