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極夜行前
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2019/02/15 |
| JAN | 9784163909745 |
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極夜行前
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商品レビュー
4
27件のお客様レビュー
面白かった。本編である『極夜行』はまだ読んでいない。 この手の本はいかに自分を下に見せるかだと思うのだが、期待にそぐわぬクズムーブ(として描いている)のが良かった。 「やっぱり英国人はダメだな。こんなもんばっかり食って本当に北極点まで行けると思ってんのか?」 「北極の荒野のど真...
面白かった。本編である『極夜行』はまだ読んでいない。 この手の本はいかに自分を下に見せるかだと思うのだが、期待にそぐわぬクズムーブ(として描いている)のが良かった。 「やっぱり英国人はダメだな。こんなもんばっかり食って本当に北極点まで行けると思ってんのか?」 「北極の荒野のど真ん中で他人の食糧を物色することほど興奮する作業はなかなかない。」 「当然、山口君のほうが若いわけだし、私より命の値段もはるかに安い。」 とか笑えるセリフが多い。 注意点として、犬を失禁するまで殴ったりしている(これも自身をDV男に喩えたりしている)のでそのへん苦手な人は注意かもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
極夜行を読み面白かったので、その準備段階を書いたこちらの本を読みました。 波乱万丈、これぞまさに冒険!と思える旅の記録でした。 こちらの本は3章になっています。 1.六分儀での天測の旅 2.犬橇との旅 3.カヤックでのデポの旅 どれも全くと言っていいほど知識がないところから、極夜行をするために学び、実践し、失敗し、上達していく姿が描かれていて、頁をめくるスピードも加速していきました。 天測の本が難しくても諦めずに続けたり、 六分儀のメーカーに相談したり、 犬とのパートナーシップを結ぶために極限まで怒ったり、海象に教われたり、とにかく同じ人間としてこれが現実に起きているとは思えないほどワクワクしました。 また、実際に地名が出てくる場所に関しては、 自分も地図を開き、出てきた地名を書いたり印をつけることで、少しだけ一緒に旅をしたような気持ちになることが出来ました。 知らない地名でしたが、本と地図を交互に見たり、ルートを指でなぞるうちに、デンマークやカナダという日頃全く興味がなかった場所が、不思議と愛着のある場所になりました。これはこの本を読んで発見した新しい気づきでした。 これを読んだあとにまた改めて極夜行も読もうと思います。
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今作品は前作「極夜行」の前日譚の作品になる。 一冬の極夜生活の為に要した準備期間が約三年、その過程と経緯が描かれている作品。この準備期間が無ければ「極夜行」はもっと過酷さを極めたのだろうが、準備そのものですら極めて過酷だなと思わされた。 自分の経営する居酒屋の常連さんにキャンプ...
今作品は前作「極夜行」の前日譚の作品になる。 一冬の極夜生活の為に要した準備期間が約三年、その過程と経緯が描かれている作品。この準備期間が無ければ「極夜行」はもっと過酷さを極めたのだろうが、準備そのものですら極めて過酷だなと思わされた。 自分の経営する居酒屋の常連さんにキャンプやフェス(フジロック、サマーソニック)等のイベント好きな方がいる。 その方も何事にも装備と準備と段取りが大事で重要だと言う。そしてその準備をしている時が一番楽しいとも言っていた。 最新性能の物や機能が進歩した物や新たな便利な物等々を色々ネットで調べ手にとってみて色々シミュレートし、自分にフィットしたものを選りすぐるその時間が何よりもとても楽しいらしい。 作者も今回の旅をプラニングする最中きっとそういう楽しい気持ちもあったのでは?と想像して読んでいた。 改めて「極夜行」「極夜行前」合わせて読んでみて、やはり極夜明けのその太陽がもたらしてくれた壮大な光が作者を鮮明に照らし2冊を執筆させ、それを同じなのだが別物に感じる太陽の下自分が読んでいるという不思議な感覚を味わっている。 とても同じ太陽だと思えないのは自分自身がその恩恵を知識として知っているだけで、身体の隅々まで骨の髄までしっかりと感じた事がないからだろう。 その時の太陽「御来光」は作者にとってたった1度きりの天の光だとつくづく思わされた。 そういう経験ができて凄く羨ましいと思う反面、いざ自分もとまでは到底思えない、初端から諦めている。 作者の企画力、行動力、感性、そして執筆力、その時作者が目にした太陽のように神がかっている神々しさを感じさせれた。
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