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最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
| 発売年月日 | 2019/02/08 |
| JAN | 9784478106518 |
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最後の頭取
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商品レビュー
3.3
12件のお客様レビュー
2024年26冊目。満足度★★★★☆ 90年代後半に相次いだ金融機関の破綻。その中の一つ、北海道拓殖銀行の破綻の経緯等について、最後の頭取への長時間インタビューに基づき作られたのが本書 元頭取の河谷氏は本人曰く「拓銀と私は国策捜査の対象とされ」、河谷氏は当時の金融機関関係者と...
2024年26冊目。満足度★★★★☆ 90年代後半に相次いだ金融機関の破綻。その中の一つ、北海道拓殖銀行の破綻の経緯等について、最後の頭取への長時間インタビューに基づき作られたのが本書 元頭取の河谷氏は本人曰く「拓銀と私は国策捜査の対象とされ」、河谷氏は当時の金融機関関係者として、実際に唯一の服役者となった 本書を読んで、当時金融機関のまだ若手だった私には、よく分からなかった事実・経緯も多く、とても興味深く読めた 金融の歴史を知れる本である なお、実質的な著者は河谷氏の弁護を務めた弁護士の息子の朝日新聞の記者
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大手銀行の経営トップで、刑務所に入った唯一の頭取。標的となった拓銀と私。とある。 いろいろ言い訳が述べられている。基準や規則がない時代だったのかもしれないが、時運が悪かったということを考慮しても内部管理がグダグダ、職務の分離、ガバナンスが効いてなかった。 そういうことをもっとふり...
大手銀行の経営トップで、刑務所に入った唯一の頭取。標的となった拓銀と私。とある。 いろいろ言い訳が述べられている。基準や規則がない時代だったのかもしれないが、時運が悪かったということを考慮しても内部管理がグダグダ、職務の分離、ガバナンスが効いてなかった。 そういうことをもっとふりかえってもらえると後世の金融マンの糧となっただろうに。ある程度恨み節があるのは仕方ないとしても貴重な証言であることは確か。 だいぶ前から当局検査、日銀考査でいろいろ指摘されていたようだが、もっと早く気づくことができなかったのは歴代経営陣の責任であり残念というほかない。
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読了しました。 ■なぜ手に取ったのか 新聞の経済欄の記事に紹介されていた本です。 会社でガバナンスに関わる仕事しているので、 以前より会社のガバナンスが不全であると、 どうなるのかということの本質を知りたく、本書に興味を持ちました。 ■何が語られていたのか バブルが崩壊した際...
読了しました。 ■なぜ手に取ったのか 新聞の経済欄の記事に紹介されていた本です。 会社でガバナンスに関わる仕事しているので、 以前より会社のガバナンスが不全であると、 どうなるのかということの本質を知りたく、本書に興味を持ちました。 ■何が語られていたのか バブルが崩壊した際に、象徴的な出来事として、山一證券の倒産と、 本書の北海道拓殖銀行、「たくぎん」という都市銀行が倒産です。 その拓銀の最後の頭取が著者です。 本書に、ガバナンスという言葉ありません。 しかし、取締役会も機能せず、監査役、監査法人も機能しておらず都市銀行が破綻した。 銀行が破綻する恐ろしさは想像を絶する。 多くの中小企業、個人に相当なダメージになることはわかる。 著者は、倒産した際における融資において、特別背任罪を問われ 著者は10年にわたる裁判闘争の結果、70才で収監され1年半服役。 壮絶な人生である。ノンフィクションで関係者も実名で記載されている。 著者の半生が語られ、一見、自称伝のようである。しかし本質は異なります。 日本が再び未曽有の経済危機に陥らないように警笛を鳴らすため、 細部にわたり自分をさらけ出し、他人の批判を真に受けることを覚悟で この書を綴っている。 大企業いや、都市銀行という巨大組織が崩壊するという様を 赤裸々に描き出している。 ■何を学んだのか 前述しましたが、本文中においてガバナンスという言葉はありません。 しかし、バブルを二度と起こさぬよう、一連のバブル崩壊を無駄にせず、 様々施策が法律ができ、現代に至っています。 何が規制したいのか、何を防ぎたいのか、組織特に会社という法人を よりよく運営するために必要な事を得ました。 ■どう活かすのか 私の仕事は、会社を健全い保つための内部監査という業務である。 会社が腐ることに警笛をどのように感じ、どのように改善するのかの 糸口を頂いたような気持ちにさせてくれる本でした。 ■どんな人にお勧めなのか コーポレートガバナンス、内部統制などの根幹を知りたい方にお勧めの本です。
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