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種の起源 ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2019/02/06 |
JAN | 9784150019402 |
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種の起源
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商品レビュー
3.5
17件のお客様レビュー
正直ユ・ジンのミソジニーみがあってあんまり好きではなかったんだけど、悪の素質が芽吹いてしまい進化してより狡猾になっていくさまがすごかった…起源てことはこれがスタートでシリアルキラーになるってことなのかな…
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ある朝血まみれの状態で目覚め、さらに母親の死体を発見したユジン。しかし彼には前夜の記憶がなく、とりあえず事態を隠蔽し何が起こったのかを思い起こすことにする。読むほどに不安感が募っていくサイコサスペンス。 状況から考えるとユジンの犯行であるということは間違いがないのだけれど。しかし...
ある朝血まみれの状態で目覚め、さらに母親の死体を発見したユジン。しかし彼には前夜の記憶がなく、とりあえず事態を隠蔽し何が起こったのかを思い起こすことにする。読むほどに不安感が募っていくサイコサスペンス。 状況から考えるとユジンの犯行であるということは間違いがないのだけれど。しかしなぜそんなことになってしまったのか。病を抱え服薬治療を受け、母親には束縛され、そのせいで自分の好きな道に進めなかったユジンの抑圧された感情。過去に起こったとある事件。最初はユジンの境遇が気の毒と思えていたのだけれど、読み進むごとにユジンに対する共感が薄れていきます。というより、彼に共感してしまうのが怖くなりました。 しかし思えば、ユジンが気の毒だというのは間違いがないです。彼の意志にそぐわなかったとはいえ、彼を愛し守ろうとした人たちが確かにいたのに、それに気づかず応えられもしなかったということが悲劇的。そしてそのことは、きっと彼には理解できないのだろうということも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
血の臭いで目覚めるとそこには母の死体があり…というサイコサスペンス。 舞台はほぼずっと家とその周辺だけで、登場人物も身内だけ。 目覚めたとき前夜の記憶がなく、なぜこんなことになってしまったのか過去を振り返りながら徐々に真相が明らかになっていく…というような展開。 もっとアッといわせる展開かと思っていたけど、序盤からこうなるのでは?と想定していた展開とラストだったのでちょっと肩透かしをくらったような気にはなった。 部分部分で手に汗握る展開にはなるけどすこし薄かったように思う。 派手なハラハラドキドキを求めるている人より、サイコパスの思考に添って淡々と読み進めるのが好きな人に向いてる話かも。 最後のあたりは『太陽がいっぱい』をなんとなく思い出した。
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