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毛沢東の大飢饉 史上最も悲惨で破壊的な人災1958-1962 草思社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2019/02/05 |
JAN | 9784794223753 |
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毛沢東の大飢饉
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
現実を直視することの重要性を教えてくれる本だ。本書は、1958年から1962年頃に中国で起きた大飢饉、その主要因ともいえる毛沢東について詳細に記述している。当時の7億人の人口のうちの4500万人が死ぬような世界とはいったいどんなものなのか、本書を読めばよくわかる。 当時の官僚たち...
現実を直視することの重要性を教えてくれる本だ。本書は、1958年から1962年頃に中国で起きた大飢饉、その主要因ともいえる毛沢東について詳細に記述している。当時の7億人の人口のうちの4500万人が死ぬような世界とはいったいどんなものなのか、本書を読めばよくわかる。 当時の官僚たちは、毛沢東から農産物や鉄鋼などの基幹産業について、現実とかけ離れた生産目標を掲げさせられていた。目標が達成できなかった場はおそろしい目にあいかねないので、さまざまな方法で数字のかさ増しか行われていた。たとえば、農産物の実際の生産量は、公表値の2割しかなかった。この生産量では全国民が飢えずに生きることは不可能だが、嘘の生産量か報告されているため、援助がなされることはない。したがって、大量の飢餓が発生する。この話をみて思ったのは、検証のなされない目標は、無意味であるどころか有害ですらあるということだ。理想を掲げることは悪いことではない。それにより、新たな世界が生まれうるからた。だが、理想と現実が一致しないとき、ひとは容易に現実から目を背けて、虚構の世界に逃げ込んでしまう。どんな状況でも、現実を直視しなければならない。
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1958年から1962年、大躍進の時代の大飢饉。公開されつつある党の資料を緻密に検証して、その死者が4500万人、そのほとんどが餓死だったことを明らかにする。一切の私有を認めない人民公社、農業も工業も商業も全部が破壊されていく。毛と毛に忖度した党員による蛮行。一党独裁、独裁者へ...
1958年から1962年、大躍進の時代の大飢饉。公開されつつある党の資料を緻密に検証して、その死者が4500万人、そのほとんどが餓死だったことを明らかにする。一切の私有を認めない人民公社、農業も工業も商業も全部が破壊されていく。毛と毛に忖度した党員による蛮行。一党独裁、独裁者への批判を許さない強権体制では、取り巻きは忖度し、出鱈目を働き、そして被支配者は殺される。 4500万人はどのようにして殺されたのか、その一部始終が明かされる。 そしてこの蛮行は、文化大革命へと繋がっていく。
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※このレビューにはネタバレを含みます
アクセス可能となった中国共産党の文書に基づいている。 当時の政治情勢もよくわかる。 本書では少なくとも4500万人が本来避けられたはずの死を遂げた、少なくとも260万人が拷問死あるいはその場で処刑と推察。 大躍進の結果、毛への批判が高まり、それを回避するため、文化大革命をは発動。 大躍進は、ソ連への対抗から、15年以内、イギリス(鉄鋼生産)を抜くと1957年11月に公言してから。
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