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値段と価値 なぜ私たちは価値のないものに、高い値段を付けるのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2019/01/31 |
JAN | 9784861826368 |
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値段と価値
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
原題はThe value of nothing(無の価値)となっていますが、邦題の「値段と価値」はなかなかセンスが良いと思います。本書を読むとまさに値段と価値が違うこと、特に市場で付けられる値段が正しい価値を反映していないことが様々な事例から説明されます。たとえばマクドナルドのビ...
原題はThe value of nothing(無の価値)となっていますが、邦題の「値段と価値」はなかなかセンスが良いと思います。本書を読むとまさに値段と価値が違うこと、特に市場で付けられる値段が正しい価値を反映していないことが様々な事例から説明されます。たとえばマクドナルドのビッグマックは数百円で販売されていますが、生産に至るまでに実は膨大な外部不経済(環境への負担)が生まれており、それらを考慮すると2万円くらいの価値があるということになります。本書はそこから市場原理主義の限界と批判に移行し、賃金(労働商品の値段)も価値を反映していないと論じます。ゲイリー・ベッカーはすべての社会現象を市場の視点から分析しました。結婚すら費用便益分析で説明したのです。しかし著者はそれを明確に批判し、市場がつける値段ではなく、当事者が考える価値を自ら採用できる民主主義の仕組みが重要だと論じます。後半は特に発展途上国における食料問題に焦点を当てて、多国籍企業が異国の地の栄養分を搾取したうえでつける(不当に安価な)値段ではなく、地元民が持続可能な農業を進めるうえで適正と思われる価値を値付けする、という考えが事例ともに紹介されています。ときおり著者の独特かつ皮肉的な言葉遣いの理解が難しい個所もありましたが、一気に読める本でした。値段と価値の違いに注目せよ、というのは根源的な問いかけだと思います。
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サッカー南アフリカワールドカップの裏で起きていたアパルトヘイト以来の改革。しかし、これは貧困層へはかなり厳しい仕打ち。こういった裏事情を私は知りませんでした。
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なぜソシャゲにウン万円がつぎ込まれる一方で、生きるために必要な水や米がもっと安い価格で手に入ってしまうのか。人生の豊かさとは何なのかを考えたくて本書を読んでみたのですが、少し方向が違いました。 ただ新自由主義の崩壊、切ってもきれない政治と経済の関係など学ぶことは多かった。経...
なぜソシャゲにウン万円がつぎ込まれる一方で、生きるために必要な水や米がもっと安い価格で手に入ってしまうのか。人生の豊かさとは何なのかを考えたくて本書を読んでみたのですが、少し方向が違いました。 ただ新自由主義の崩壊、切ってもきれない政治と経済の関係など学ぶことは多かった。経済は人の生き方に深く関わっている。素人なりにもっと勉強してみたくなりました。 ただもう少し筋道が理解しやすい書き方がありそうに思うのですが・・・
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