胎児のはなし

最相葉月(著者), 増﨑英明(著者)

• 販売会社／発売会社: ミシマ社
• 発売年月日: 2019/01/29
• JAN: 9784909394170

商品レビュー

2025/11/18

子宮を撮る黒人に性交させて、子宮や卵管を切って調べた。人体の研究の発展は、人体実験を元に動いていった歴史もある。また戦争は科学技術を進歩させる。

人間は一年も早産してる。ただ早産しないと骨盤を通れない。

胎児も低酸素状態になるとやばくなって脱糞する。羊水混濁。羊膜、絨毛膜、脱落膜。

陣痛とは、つまり便意。

脊髄髄膜瘤は、脊髄損傷と同じ。便もおしっこも垂れ流し。普通には歩けない。出生前診断はここから始まった。

産まれてから赤ちゃんをお母さんの心臓の太鼓の音を聞かせる。

胎盤の寿命はたった10カ月。

出産で子宮が収縮するときに母体のウイルスを胎児に押し込んでいる。

肺にサーファクタントを早く作らせるために、母親にステロイドを打つ。

2025/08/22

面白い！知らない知識を得た時に、面白いって思える
感覚久しぶりに持ったな。普段関わりのない領域だけど、医療の世界は面白いなと思った。歴史から知れると今がどれだけありがたいか痛感させられる。

受精卵に相続権があるかの裁判がおこった話と別居中の旦那との受精卵で妻が妊娠したら旦那に認知させられるかの話、驚きでした。

2025/08/06

初心者向け。お医者さんと詳しい記者さんの対話インタビュー形式の本。お医者さんはおおらかで気さくな方っぽさがあって、記者さんも尊敬されてらっしゃる感じが出てる。産まれる前の胎児について興味があるならまずはこの一冊！今分かっている事をざっくりと網羅してる。論文の要点とかもざっくり教えてくれてて、さすが第一人者という感じ。