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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミシマ社 |
発売年月日 | 2019/01/29 |
JAN | 9784909394170 |
- 書籍
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胎児のはなし
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胎児のはなし
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商品レビュー
4.2
84件のお客様レビュー
未知の部分が多い胎児の世界について、産婦人科医との対談形式で書かれている。 胎児についての知識がなく、羊水がどこからくるのか、水の中で生きている胎児はどうやって排泄しているのか、排泄物はどこに行くのか・・といったことすら考えた事がなかったことに気付かされた。 生まれ出て肺呼吸へ...
未知の部分が多い胎児の世界について、産婦人科医との対談形式で書かれている。 胎児についての知識がなく、羊水がどこからくるのか、水の中で生きている胎児はどうやって排泄しているのか、排泄物はどこに行くのか・・といったことすら考えた事がなかったことに気付かされた。 生まれ出て肺呼吸への切り替えの仕組みを知り、自分も経験しているのだが、なんとも不思議で人体は絶妙のバランスでデザインされていることにあらためて驚かされる。 興味深かったのは、 父親のDNAが胎児を介して母親に入っていること。 代理母の場合には胎児を通じて夫婦のDNAが入っていく。 赤の他人とはよく言うが、実は生物学的に繋がりができている。 母親の意識の有無は関係なく胎児が生まれてくること。 胎盤と胎児は同じ受精卵からできるがそれぞれの寿命が大きく違うこと。 など。 テクノロジーの発展で胎児の世界が見えない世界から見える世界となった時、お腹の中での胎児の状態や表情、泣いている(ように見える)だったりなどが、わかった部分もあるが様々な検査や胎児治療など妊婦とその家族にとって、新たな悩みや厳しい決断に迫られる事が多くなり、物事が複雑化しているようにも思える。 胎児の世界が見えないものだった時代の人体実験的な研究に驚き、浮世絵の世界にも妊婦のお腹の中を想像で描いたものがあったり、西洋画で赤ちゃんの抱く向きの話なども興味が惹かれ、ためになる、役に立たないというこの本のコンセプトそのままだと感じた。
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胎児の超音波検査の成り立ちからNIPT、不妊治療、海外および日本の周産期医療の発達など、妊娠や胎児に関わるさまざまな話題があり、知らないことも多くあって勉強になりました。 一方で、2019年出版の書籍でありながら、引用文献はほぼ1980-90年代と古く、情報が古いように感じました...
胎児の超音波検査の成り立ちからNIPT、不妊治療、海外および日本の周産期医療の発達など、妊娠や胎児に関わるさまざまな話題があり、知らないことも多くあって勉強になりました。 一方で、2019年出版の書籍でありながら、引用文献はほぼ1980-90年代と古く、情報が古いように感じました。本書で未解明とされていても最新の研究では解明されていることや、本書の内容と見解が変わっていることがありそうだと感じました。また、著者の主観や経験で語られていることが多く、科学的に実証されてるかどうかわからない話も多くありました。本の内容を鵜呑みにせず、気になったことは裏付けを取る必要があると感じました。
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やっぱり医者ってサイコパスだな…と、 質問に対してズレた回答や倫理どうよ?発言をする増崎さんの言葉を読みながら思う。 でも内容はおもしろい。 びっくりしたのは、母親と胎児は血は交わらない(から、血液型Rh-のひとからRh+が生まれたりとかはある)が、DNAは胎児から母親にいくの...
やっぱり医者ってサイコパスだな…と、 質問に対してズレた回答や倫理どうよ?発言をする増崎さんの言葉を読みながら思う。 でも内容はおもしろい。 びっくりしたのは、母親と胎児は血は交わらない(から、血液型Rh-のひとからRh+が生まれたりとかはある)が、DNAは胎児から母親にいくので、母親は胎児を通して父親のDNAを受け取るのだ…というもの。 長崎大学病院産婦人科HPの言葉を借りると、 「胎児のDNA の半量は父親由来であり、母親にとっては遺伝的に他人のものであり異物である。母親は胎児を介して他人(夫)の遺伝子を受け取る。すなわち女性は母親になることでキメラになるのである。キメラとは異なる受精卵に由来する遺伝子をひとりの中に有する状態をいう」… キメラになるそうだ。
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