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からくりサーカス(完全版)(10) サンデーCSP
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からくりサーカス(完全版)(10) サンデーCSP

藤田和日郎(著者)

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からくりサーカス(完全版)(10) サンデーCSP

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2019/01/18
JAN 9784091287731

からくりサーカス(完全版)(10)

¥825

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2019/04/08

からくりサーカス完全版第10巻。 10巻は、白銀・白金兄弟とフランシーヌの回想、パンタローネとの戦い、真夜中のサーカス突入直前まで。 10巻で一番好きなセリフは「思い残すことはない。私は『本物』の人生を生きた…」鳴海の武術の師匠でミンシアの父である梁剣峰の最期の言葉。 フランシ...

からくりサーカス完全版第10巻。 10巻は、白銀・白金兄弟とフランシーヌの回想、パンタローネとの戦い、真夜中のサーカス突入直前まで。 10巻で一番好きなセリフは「思い残すことはない。私は『本物』の人生を生きた…」鳴海の武術の師匠でミンシアの父である梁剣峰の最期の言葉。 フランシーヌの最期の言葉もいいですが、師匠の最期の言葉はこれまでの「からくりサーカス」通じて、問いかけられてきたものへの返答だと思うからです。 しろがねが自分のことを「人形」といっていたように、トムがジョージとオートマータの戦いを見て「人形と人形が戦ってる」といったように、様々な場面で投げかけられてきました。 自分の意志で動けていないことの悲しさや、悪くいってしまえば滑稽さ。 それを振り払ったのが鳴海であり、囚われながら歩んでいるのがルシール達「しろがね」とオートマータ達。 彼の覚悟を見たルシールは何を思ったのか。憧れと敬意と、ほんの少しの嫉妬もあったのかなぁ。最古の「しろがね」、そしてリーダー格として長い年月を過ごしてきた彼女は、偽悪ぶることで韜晦していることが多いけど、鳴海への何気ない言葉からは、後悔がうかがえる。 うん、やはり敬意だろうなぁ。嫉妬を考えるのは、ちょっと感情移入し過ぎであって、自分自身を置き換え過ぎだ。 だからこそ、師匠の言葉が好きである理由なのだけど。 生き様が見事な人は、死に様も見事である見本。 スイッチ押す直前の「死に方ぐらい選ばせろい」という一言に覗かせる稚気もいいのですよ。おそらく、このセンスが師匠じゃない、梁剣峰個人の性格なんだろうなぁ。 作者の他作品ですが、秋葉流が歩みたかった人生でもある。

Posted by ブクログ

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