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あなたとともに知る台湾 近現代の歴史と社会 歴史総合パートナーズ6
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 清水書院 |
| 発売年月日 | 2019/01/11 |
| JAN | 9784389500924 |
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あなたとともに知る台湾
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現代台湾文学選の徐嘉澤『次の夜明けに』を読み始めて、これは台湾の歴史について知らないと分からないぞと思い、読んだ台湾の歴史勉強用の一冊目。日本と台湾の関係を「友だち」として、主に両国の友好関係を築いていくために台湾を知るというコンセプトで書かれている。そのため、話のメインは189...
現代台湾文学選の徐嘉澤『次の夜明けに』を読み始めて、これは台湾の歴史について知らないと分からないぞと思い、読んだ台湾の歴史勉強用の一冊目。日本と台湾の関係を「友だち」として、主に両国の友好関係を築いていくために台湾を知るというコンセプトで書かれている。そのため、話のメインは1895年の下関条約で清王朝から日本へ台湾が割譲された日本統治期以降の歴史が主になる。 個人的には、『次の夜明けに』が、二・二八事件に始まる親子三代の物語を描いていることもあって、戦後台湾の中華民国との関係と民主化までの主な歴史的事件が、極めて分かりやすくまとまっているのがありがたい。また、どうして日本が台湾を「国家」として認めていないのか、冷戦時代の事情や中華人民共和国と中華民国、台湾の関係なども本当に知らなかったので、ものすごく勉強になった。 本の中でも取り上げられている通り、東日本大震災のときの支援のイメージなども相まって、「親日」のイメージがある台湾だが、このイメージがどういう歴史的なバックグラウンドで出てきたのかが分かった。戦後、台湾という土地の支配が、日本から中華民国の手へ移っていくときの現地の人たちの受け取り方なんかを見るにつけても、本に書いてあるとおり、一概に「親日」という言葉を文字通りに「親日」という意味で使うには、その背景が複雑であることがよく分かる。 ただ、一番衝撃的だったのは、戦後台湾が、日本人サラリーマンたちにとって買春目的の観光地だったところの話だった。黄春明『さよなら、再見』という小説が、そういった日本からやってきた50代男性観光客の姿をガイドの青年から描いた作品として紹介されているが、かなり気になる。 1970年代というとバブル期以前だが、高度成長期を経て自信を得た日本人の台湾人に対する視線に、植民地時代の視線が重なっているように見えるところなど、想像するだに嫌な感じがある。どこかのタイミングで黄春明の小説も読んでみたい。 それにしても「歴史総合パートナーズ」は、すごくいい。2022年に高校社会科の科目として「歴史総合」ができたことをきっかけに出されるようになったシリーズで、高校生でも読めることを意識していることもあってか、分かりやすい語り口で、一般人の求めている以上の情報を詰め込みすぎずに100ページ前後にまとまっている。一般の人が歴史上で気になるテーマについて勉強する教養書として本当に優秀だと思う。
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2回目読了。ご本人の講義を聞いた後に読んだので、腹に落ちるというか講義を聞くようにするすると読めて面白かった。 台湾の歴史を、コンパクトにわかりやすくまとめた本は珍しいので嬉しい。今後は興味のある史実からひとつひとつ掘り下げて勉強していけばいいだろう。そんなふうに台湾の歴史を知る...
2回目読了。ご本人の講義を聞いた後に読んだので、腹に落ちるというか講義を聞くようにするすると読めて面白かった。 台湾の歴史を、コンパクトにわかりやすくまとめた本は珍しいので嬉しい。今後は興味のある史実からひとつひとつ掘り下げて勉強していけばいいだろう。そんなふうに台湾の歴史を知るきっかけとなる本だし、体系的にまとまっているので、混乱してきたらこの本に戻って何度でも読み直したいと思える一冊。
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ざっくりと台湾のことを知れた 入門によいね、 歴史の見方や、考えていくためのとっかかりにとてもとてもよかった
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