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死刑囚最後の日 光文社古典新訳文庫
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死刑囚最後の日 光文社古典新訳文庫

ヴィクトル・ユーゴー(著者), 小倉孝誠(訳者)

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死刑囚最後の日 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2018/12/03
JAN 9784334753900

死刑囚最後の日

¥605

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2023/12/06

平野啓一郎氏の「死刑について」にて取り上げられていた本。読んだ後ずっしりと気持ちが重くなる感覚。日本では存続している死刑制度だが、その存在について改めて考えさせられる一冊だった。 またこの作品をユゴーが20代のうちに書いたといのには驚いた(出版時26歳だという)。本当に死刑囚の手...

平野啓一郎氏の「死刑について」にて取り上げられていた本。読んだ後ずっしりと気持ちが重くなる感覚。日本では存続している死刑制度だが、その存在について改めて考えさせられる一冊だった。 またこの作品をユゴーが20代のうちに書いたといのには驚いた(出版時26歳だという)。本当に死刑囚の手記を元に書いたのかと思うほどに責苦に溢れた主人公の心情を細かく表現し、読んでいると心が苦しむ場面も多くあった。 死刑囚も一人の人間であり人権がある。これとどう向き合っていくのか、自分なりに考えたい。

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2022/10/10

或る死刑囚の死刑台に登るまでの苦悩、戦慄を描き、死刑制度反対を唱えた作品。解説と訳者あとがきが厚く、時代背景、同時代の識者の考え方がよくわかった。日本ではまだ死刑は続いており、社会的排除や見せしめではなく、被害者の気持ちを慮っての意味合いが近いのであろうが、被害者の復讐の代行とい...

或る死刑囚の死刑台に登るまでの苦悩、戦慄を描き、死刑制度反対を唱えた作品。解説と訳者あとがきが厚く、時代背景、同時代の識者の考え方がよくわかった。日本ではまだ死刑は続いており、社会的排除や見せしめではなく、被害者の気持ちを慮っての意味合いが近いのであろうが、被害者の復讐の代行という意味であればおこがましい。キリスト教国との風土が異なるのだろうが、死刑制度にメリットは無く反対である。2022.10.8

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2021/10/11

ある男性が死刑判決を受け、ギロチン刑にかけられる寸前までを書いたもの。手記のような形式。男の名前、罪の内容は明らかにされず、人間的な部分は一切排除されている。死刑という未来のなさをより際立たせる感じだった。 ユゴーの死刑反対の論考もある。死刑の目的は社会に害をなす者の排除、罰を...

ある男性が死刑判決を受け、ギロチン刑にかけられる寸前までを書いたもの。手記のような形式。男の名前、罪の内容は明らかにされず、人間的な部分は一切排除されている。死刑という未来のなさをより際立たせる感じだった。 ユゴーの死刑反対の論考もある。死刑の目的は社会に害をなす者の排除、罰を与え被害者の復讐を果たす、見せしめによる犯罪の抑制の3つがあげられている。しかしユゴーは排除するならば終身刑でよい、復讐は神の領域であり、社会や人間がするものではない、また社会は矯正に努めるべき、そして死刑に犯罪の抑止効果はない、と主張している。死刑制度は日本では賛成派が多い。「日本では死刑は当然」と思考停止に陥ることなく、死刑について目をそらさずにいたい。群衆のエンタメにも使われるから難しいよなぁ…

Posted by ブクログ

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