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獅子吼 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/12/04 |
JAN | 9784167911850 |
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獅子吼
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商品レビュー
3.4
12件のお客様レビュー
浅田次郎にしては、余韻を残すのに策に溺れすぎた感があります。 どこかで読んだストーリーに似ていたり終点も気持ち悪い。少し手抜き感があり寂しいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集であるのだが、表題作「獅子吼」「流離人」戦時中の話が刺さった。 「獅子吼」 動物園で飼われているライオンの心情が表される。動物の思いが中心となっているので意外な感じであったが、戦争に対する馬鹿馬鹿しさ、怒りが伝わってくる。 怒りの感情を滅す、という掟を死を前にして自らの矜持のため、対する人間のためだろうか破り吼える。 「恨み憎しみのかけらもない相手に、敵という名を付けて殺す戦争ではないか、その最中にある君が何をためらう」 人間を憐れむライオンの言葉が残る。 「流離人」 目的地を目指さず満州国を流浪する、桜井中佐。決して命令違反ではないと屁理屈のように言葉を返す。 この人もまた戦争を軍を馬鹿馬鹿しく感じている。それでも戦争からは逃げ切ろうと自ら迷子となり、沢村にもその道を薦める。 別れのとき、敬礼でなく帽子をとり頭を下げた中佐の思いは国の代わりに沢村に詫び、生き延びて欲しいという思いが切実と伝わる。そして死ぬなという最後の命令が終わりであって欲しい。 氏の戦時の物語は本当に戦争の愚かしさが伝わり考えさせられます。
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「獅子吼」 戦争の愚かさを思い、獅子の矜持に感動しました。 「帰り道」 なぜ、降りれなかったのか、切ないです。 「うきよご」「流離人」 浅田さんらしいです。良かった。
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