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作家との遭遇 全作家論
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/11/30 |
JAN | 9784103275206 |
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6件のお客様レビュー
22名の作家についての「作家論」集。多くは日本の作家についてであるが、ロスワイラー、トルーマン・カポーティ、ゲルダの3人の外国人作家についての作家論もある。 また、沢木耕太郎が、横浜国立大学卒業時に書いた、カミュについての卒論も収められている。カミュに関する卒論の書き方について、...
22名の作家についての「作家論」集。多くは日本の作家についてであるが、ロスワイラー、トルーマン・カポーティ、ゲルダの3人の外国人作家についての作家論もある。 また、沢木耕太郎が、横浜国立大学卒業時に書いた、カミュについての卒論も収められている。カミュに関する卒論の書き方について、沢木耕太郎は、次のように述べている。「そこから本格的にカミュを読みはじめたのだ。手に入るだけのものをすべて集め、徹底的に読み込んでいく。そして、ひとつのイメージを感受したところで、曖昧なまま揺れ動いているものを言語化していく。それは私にとって初めてのスリリングな経験だった。」 本書に収められている「作家論」のいくつかは、その作家の作品の文庫本の解説として書かれたものであるようだ。「あとがき」の中で、文庫の解説を書くとき、卒論でカミュについて書いたときと同じような昂揚感を感じた、と沢木耕太郎は書いている。要するに、大学の卒論を、その後、プロの作家として書くことになるものと同じ方法論で書いていたということである。 本書に収められているカミュについての沢木耕太郎の卒論は、決して面白いものではないが、学生気分のような甘さを感じない。書くということについて、その「方法論」とは別に、沢木耕太郎が既にこの時点で、一種の厳しさ、「プロ意識・倫理」を持っていたのだということを感じることが出来る。
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凄い本だった。購入したのは発売数ヶ月後、約1年半ほど前。数十頁読んでそのままになっていた。まず何と言っても、沢木さんの卒論であるアルベールカミュの世界だが、あまりに深く洞察、分析されており、とても大学4年生が書いた文章とは思えなかった。というより、私の現年齢はその倍以上だが、どの...
凄い本だった。購入したのは発売数ヶ月後、約1年半ほど前。数十頁読んでそのままになっていた。まず何と言っても、沢木さんの卒論であるアルベールカミュの世界だが、あまりに深く洞察、分析されており、とても大学4年生が書いた文章とは思えなかった。というより、私の現年齢はその倍以上だが、どのような作家に対しても、このような洞察はできない。また、その他22人の作家についても、その著作を読むだけでも莫大な時間がかかる。自らの作品を数多く完成させ、その上で他の作家の作品を読み尽くし洞察する。超人としか言いようがない。
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現在の我々からすると”大御所”と言われる 作家に対して、若き沢木氏がその作家の 作品や、作家本人の印象に対して率直な 思いを書き綴ったエッセイです。 「その作家に対してそこまで言えるの?」 という感想を抱いてしまいますが、そこは 沢木氏の洞察力が優っているのでしょう。 何も仲違...
現在の我々からすると”大御所”と言われる 作家に対して、若き沢木氏がその作家の 作品や、作家本人の印象に対して率直な 思いを書き綴ったエッセイです。 「その作家に対してそこまで言えるの?」 という感想を抱いてしまいますが、そこは 沢木氏の洞察力が優っているのでしょう。 何も仲違いは起こっていないようです。 巻末の沢木氏の卒論も圧巻です。 「カミュ」に対する考察です。 ノーベル賞作家に対しても一家言持って いるのであれば、日本の作家への考察は たやすいものなのでしょうか? 時に大胆に時に繊細に、考察対象に対して 語る姿に、沢木耕太郎氏の底知れぬ、人間 観察力、文学考察力に触れる一冊です。
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