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イデアの影 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2018/11/21 |
| JAN | 9784122066656 |
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イデアの影
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商品レビュー
3.3
21件のお客様レビュー
一回り以上歳上の資産家に嫁いた女性の周囲で連続して人が亡くなるお話 谷崎潤一郎没後50周年を記念して、森博嗣が書いた本 森博嗣はあまり小説を読まないけど、谷崎はそれでも大体読んでるとか、どこかで書かれてあった気がする そんなわけで、今作の引用は「細雪」 主人公の女性「私」は、...
一回り以上歳上の資産家に嫁いた女性の周囲で連続して人が亡くなるお話 谷崎潤一郎没後50周年を記念して、森博嗣が書いた本 森博嗣はあまり小説を読まないけど、谷崎はそれでも大体読んでるとか、どこかで書かれてあった気がする そんなわけで、今作の引用は「細雪」 主人公の女性「私」は、父が厳格だったようで、躾なのか暴力的な教育を受けていたよう そんな彼女が嫁いだ先は、15歳以上歳上の会社経営をしている資産家 彼女は主人の会社の通訳であるハセガワから英語の家庭教師をしてもらうことになる レッスンを受ける中で、徐々に淡い恋心のようなものを感じるようになる しかし、ハセガワはある日に自宅で自殺する 実は婚約者がいて、仲人は主人が務める予定だったという しばらく後、親戚のススムという男子が大学進学のため居候する事になる ススムは外国の血が入っているため、周りとは馴染めない様子だが、「私」とは親しくしている そんな中、主人に連れられて行ったパーティーで知り合った老いた政治家が自宅にやってくる その政治家はあろうことか主人の不在を知りつつ家に来訪し、彼女を強姦しようとする そこに学校から帰ってきたススムだ助けに入るが、倒れた政治家の打ちどころが悪く、亡くなってしまう 警察には彼女と二人のときにいきなり倒れた事故という事で収まる 彼女とススムに共有の秘密が出来たことで二人は接近するが、ススムは良心の呵責に耐えかねたのか自殺してしまう 自分の周囲で立て続けに人が亡くなった事から彼女は精神的に病んでしまい、人里離れた療養所で過ごす事になる 入院中の彼女はハモニカを吹く不思議な少年と出会う 医師や病院の職員に少年の事を話すが、誰も心当たりがない その少年とは自分の存在を秘密にする約束をするが、医師に話してしまい、それ以降は少年が姿を表さなくなる 入院して半年後、ようやく退院の目処が立って主人が迎えに来て自宅に帰る しかし、その矢先に主人は以前からの持病のせいなのか、突然倒れて亡くなる そんな彼女の前にハモニカの少年が現れ、前の病院で療養生活を送り、病院の移転に伴って東京の私設に転院して物語の終わりを迎える 彼女の周囲で死ぬ人が連続する事から ミステリ的には殺していたのは彼女だったというオチが付くだろうけど 果たしてそうなのかは不明 そもそも、一人称小説なのか、三人称小説なのか判断しにくい そんなところも信頼できない語り手な彼女 正しい病名はわからないけど、解離性同一性障害だとしたら本人の記憶のないところで何かが行われていてもおかしくないし 自ら行った行為の記憶改竄もあり得る 少なくとも精神疾患ではあるわけで、彼女の語った内容が全て事実とは思えないところがポイントだろうか 何が事実で何が彼女の妄想なのか、判断が付かない 森博嗣の事だから、それっぽいヒントは散りばめられているのに、確定するには不十分という、如何様にも解釈できる書き方をしてるからなぁ ------------ 主人と家政婦との三人で薔薇のパーゴラのある家で暮らす「彼女」。彼女の庭を訪れては去っていく男たち。知性と幻想が交錯する衝撃作。〈解説〉喜多喜久 ------------
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森先生はこういう作品好きだよなぁ。何物にも囚われない作風が——。谷崎潤一郎『細雪』を読めば、多少はわかるかしら…。難解すぎるわ。
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- ネタバレ
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不思議でちょっと不気味な世界観。 最初はミステリーかな?と思ったけど、 ミステリーではなく村田沙耶香さんのような不思議な世界観で、わたしは好きです。 周りの凄惨な出来事から目を逸らして自分自身のワンダーランドを創り上げてその世界に浸り幸せを感じるところが、映画のパンズラビリンスにも似てるかも。 お嬢様の彼女は15歳年上の社長の妻としてもらわれ、今まで一度も働いて給料をもらった経験がなく、最後まで年齢も名前も明かされなかった彼女はミステリアスで、描写ひとつひとつがお嬢様という感じでした。彼女が見る夢の描写もとても美しく印象的でした。彼女に好意を寄せた男性たちが多かったですが皆死んでいってしまうのが可哀想。特に、ハセガワさんとはいい感じになって欲しかった。 だんだんと歯車が狂っていく様子は読んでいて鳥肌でした。 装丁が美しすぎて、買ってしまいました。
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