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トロッコ・一塊の土 改版 角川文庫
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トロッコ・一塊の土 改版 角川文庫

芥川龍之介(著者)

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トロッコ・一塊の土 改版 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/10/24
JAN 9784041075852

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商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2024/07/01

表題作含む短編21篇。やはり『トロッコ』が素晴らしい。誰しも子供の頃、大人に突然一人にされてしまった不安感を感じたことがあるだろう。涙を堪えながら一人家まで歩いて帰る良平の不安が胸に迫ってきてたまらなかった。

Posted by ブクログ

2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

没落の侘びと寂びの話。 久しぶりに芥川龍之介を読んでみた。 昔と今で印象が変わった話としては、「庭」が昔繁栄していた名残りでまだ何とか体裁を保っているけど、確実に没落していく荒廃の感じが隠せない今現在の日本を現しているようでとても興味深いかった。 ニコ没も良いと思うし、没落自体侘び寂びがあるけど、中身はないのに体裁だけは必死に整えながら、それ自体も無くなり忘れられていく詫び寂びのある没落も良いな、と。 あと、表紙おしゃれ。

Posted by ブクログ

2024/02/03

短い文の中に、トロッコの駆け抜ける躍動感、少年が感じた心細さや恐怖心が手に取るように伝わってきた。少年の心細さの要因として、暗闇の中で今日は母に会えないかもしれないという気持ちがあったのではないかと思う。最後の「26の歳、彼はどうかすると理由もないのにその時の彼を思い出すことがあ...

短い文の中に、トロッコの駆け抜ける躍動感、少年が感じた心細さや恐怖心が手に取るように伝わってきた。少年の心細さの要因として、暗闇の中で今日は母に会えないかもしれないという気持ちがあったのではないかと思う。最後の「26の歳、彼はどうかすると理由もないのにその時の彼を思い出すことがある」という文に涙がでてくる。その感情知っているかもしれない。大人になっても突然、母(自分の生命の帰る場所、この場合必ずしも母親ではない)場所へ辿り着けないように感じ、言いようのない心細さを感じる場合がある。

Posted by ブクログ

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