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国境なき助産師が行く 難民救助の活動から見えてきたこと ちくまプリマー新書310
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国境なき助産師が行く 難民救助の活動から見えてきたこと ちくまプリマー新書310

小島毬奈(著者)

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国境なき助産師が行く 難民救助の活動から見えてきたこと ちくまプリマー新書310

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2018/10/04
JAN 9784480683366

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2024/11/26

女性が自分のことを自分で決めれるのはなんと幸運なのだろう。アフリカの女性の地位の低さは唖然とさせられる。男に決定権があり、レイプ、暴力はは日常茶飯事、逃げ出した先でも死ぬか奴隷のように働かされるか。同じ世界で起きているとは思えない悲惨な出来事。それでも彼ら彼女らは難民となり海を死...

女性が自分のことを自分で決めれるのはなんと幸運なのだろう。アフリカの女性の地位の低さは唖然とさせられる。男に決定権があり、レイプ、暴力はは日常茶飯事、逃げ出した先でも死ぬか奴隷のように働かされるか。同じ世界で起きているとは思えない悲惨な出来事。それでも彼ら彼女らは難民となり海を死に物狂いで渡る。小島さんの本は2冊読んだが、日本とはあまりにも違う現実に目眩がする。それでも知らないよりは知れてよかった。

Posted by ブクログ

2024/08/17

1日1日がもうバタバタですごく大変なんだろうな、というのがまず読み終わった感想。 そして、国際組織の中で自分の意見を言う、必要なものを請求することの大変さ。 欧米主導の支援機構には「できないからやってあげる」「持ってないからあげる」という考えを持った人が多く、その善意が現地の人々...

1日1日がもうバタバタですごく大変なんだろうな、というのがまず読み終わった感想。 そして、国際組織の中で自分の意見を言う、必要なものを請求することの大変さ。 欧米主導の支援機構には「できないからやってあげる」「持ってないからあげる」という考えを持った人が多く、その善意が現地の人々に『援助慣れ』を生んでしまうと著者はいう。 技術や知識を現地スタッフに覚えてもらって、継続的に働いてもらうこと。それが一番だけれど、多国籍のボランティアからなる国境なき医師団だから、ひとつの方針にまとめるのが大変! 例えば、レバノン人が時分の意見をごり押しすると、ドイツ人がそれはルールに則ってないと反対し、アメリカ人は「アメリカでは~~」と自国スタンダードを述べ、フランス人は私はこう思うけれど勝手にすれば、と個人主義、等々。読んでて面白いけれど、この中で働くのは目が回るだろうなぁ

Posted by ブクログ

2024/05/10

図書館で借りた、国境なき医師団に参加された白川優子さんの本を読み、隣に置かれた助産師さんの本を借りて読んだ次第。 白川さんが王道の経歴、真っ当な使命感に駆られ活動されているのに比して、小島さんは看護学校でも新卒の病院でも劣等生で(ご本人談)、丸4年間の臨床経験で国際難民支援の現場...

図書館で借りた、国境なき医師団に参加された白川優子さんの本を読み、隣に置かれた助産師さんの本を借りて読んだ次第。 白川さんが王道の経歴、真っ当な使命感に駆られ活動されているのに比して、小島さんは看護学校でも新卒の病院でも劣等生で(ご本人談)、丸4年間の臨床経験で国際難民支援の現場に飛び込まれたとか。少々思うところはなくもない。 でも飾らない筆致で、危険な地域での国際支援の活動状況、劣悪な生活環境でのご苦労などがよりリアルに想像できたのは言うまでもない。 ただ、ちょっと露悪的というか、軽いというか。それも含めて、憎めない人柄が垣間見れてよいのかもしれませんが。 国際看護、難民支援を志す看護師、看護師の卵さんにはおすすめの一冊。

Posted by ブクログ