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動的平衡 新版(2) 生命は自由になれるのか 小学館新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/10/03 |
JAN | 9784098253333 |
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動的平衡 新版(2)
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
福岡本にハズレなし。「動的平衡」に続いて読了。前著に続き、機械論的な構造やエントロピーの法則に対抗して生命が獲得した動的平衡のシステムについての論考。超一流の研究者だけにそこらのサイエンスライターとは説得力がまるで違う。おまけに豊かな情緒、教養、感性もお持ちなので奥行きや面白さも...
福岡本にハズレなし。「動的平衡」に続いて読了。前著に続き、機械論的な構造やエントロピーの法則に対抗して生命が獲得した動的平衡のシステムについての論考。超一流の研究者だけにそこらのサイエンスライターとは説得力がまるで違う。おまけに豊かな情緒、教養、感性もお持ちなので奥行きや面白さもまるで違う。 腸内細菌の世界やゼロテクノロジーの思想、生命が進化の可能性を残すためにがんの発生(遺伝子のコピーミス)をあえて見逃している話は特に面白かった。また、科学的な「真偽」の議論から哲学的な「善悪」の判断、さらに「美醜」での選択に至る人類が向き合うそれらの基準についての論考も興味深い。環境問題との繋がりも前著よりもずっとしっくりと完結している。最後には西田哲学との著者の格闘も描かれる。生命を考えることは哲学的な営みなのだな。 それにしても人体、生命の神秘は計り知れない。人体生命の構造を元に作られたテクノロジーは枚挙にいとまなし。生命の仕組みは宝の山だなと思った。
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はずれのない福岡先生の本。動的平衡も素晴らしかったが本書も非常に生物への興味をそそる本で良かった。特にエピジェネティックスの解説がとてもわかりやすい。遺伝子に関する見方が大きく変わった。 従来の生物学では進化はDNAの突然変異で説明されていたがそれだけでは説明できない事象は多い...
はずれのない福岡先生の本。動的平衡も素晴らしかったが本書も非常に生物への興味をそそる本で良かった。特にエピジェネティックスの解説がとてもわかりやすい。遺伝子に関する見方が大きく変わった。 従来の生物学では進化はDNAの突然変異で説明されていたがそれだけでは説明できない事象は多い。それだけではないとの説がエピジェネティックスで、遺伝上は変化しなくても遺伝子のスイッチのオン・オフの順序とボリュームの調整で変化がおきるのでは、という仮説。そしてこれは卵環境で伝えられるとの事。改めて生命における母側の重要性(逆に言うと父側の役割が低い事)を認識。
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※このレビューにはネタバレを含みます
P234 “私たちは、尿によって水を捨てているのではなく、水の流れに乗せてエントロピーを捨 てているのだ。” うええぇぇぇぇっ! 「ごめん、ちょっとエントロピー捨ててくる」 高尚はばかり隠語表現のトップに躍り出た。 レーウェンフックとフェルメールの関係性空想や、ヌクレオチド、ネオテニー、ダウンレギュレーションなどなどおもしろかった。
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