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火の鳥(角川文庫版・新装版)(7) 乱世編 上 角川文庫
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火の鳥(角川文庫版・新装版)(7) 乱世編 上 角川文庫

手塚治虫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/09/29
JAN 9784041066362

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商品レビュー

3.3

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2026/02/27

『火の鳥』の中でも、平安末期の源平合戦を舞台にした重厚な歴史大作のエピソード。 不老不死の象徴である「火の鳥」を追い求める権力者たちの執着と、その渦中に巻き込まれた庶民の悲劇を対比的に描いている。 本作の特徴は、良くも悪くもほとんど火の鳥が登場しないこと。火の鳥を巡る争いを強欲が...

『火の鳥』の中でも、平安末期の源平合戦を舞台にした重厚な歴史大作のエピソード。 不老不死の象徴である「火の鳥」を追い求める権力者たちの執着と、その渦中に巻き込まれた庶民の悲劇を対比的に描いている。 本作の特徴は、良くも悪くもほとんど火の鳥が登場しないこと。火の鳥を巡る争いを強欲が生んだ幻想として描き、それがかえって「人間の業」というテーマを際立たせている。 また、弁太以外の登場人物はとにかく利己的で醜く描かれる。中でも、源義経がこんなにも冷徹無比に描かれるのはかなり斬新。従来の義経像のイメージがぶっ壊される。 全体的に単調なのと、上述の通り火の鳥の登場が少ないこともあり、「わざわざ火の鳥シリーズである必要はないのでは?」と思ってしまった。

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2025/09/23

乱世編上。 貧しい木こりの弁太と将来を約束しているおぶう。 その愛らしい容姿に目をつけた平宗盛(清盛息子)の妻が平清盛に取り入るために利用する。 揺るぎない権力者の清盛でも、容姿端麗な若いおぶうには弱かった。可愛いくて可愛くて仕方ない。 そして愛している弁太がいても、いい歳...

乱世編上。 貧しい木こりの弁太と将来を約束しているおぶう。 その愛らしい容姿に目をつけた平宗盛(清盛息子)の妻が平清盛に取り入るために利用する。 揺るぎない権力者の清盛でも、容姿端麗な若いおぶうには弱かった。可愛いくて可愛くて仕方ない。 そして愛している弁太がいても、いい歳したおっさんが自分を大切にしてくれることを受け入れ、見捨てることができないおぶう。 なんか人間のやっていることって、権力の有無とか時代とかあまり関係ないのね。 永遠の命。 権力者は自分の最高のその時がいつまでも続くと疑っていないから欲しいんだろうね。不老不死。

Posted by ブクログ

2024/12/21

 ボスの座を追われた猿の赤兵衛と、子犬のときから一緒に育った犬の白兵衛とは仲良く暮らしてきたのだが、共に群れのボスになると共に対立が起こり、遂には両者間の戦いの結果、赤兵衛も白兵衛も死んでしまう。解説でも触れられていたが、動物たちの群れに起きた出来事から人間たちの運命を象徴的に描...

 ボスの座を追われた猿の赤兵衛と、子犬のときから一緒に育った犬の白兵衛とは仲良く暮らしてきたのだが、共に群れのボスになると共に対立が起こり、遂には両者間の戦いの結果、赤兵衛も白兵衛も死んでしまう。解説でも触れられていたが、動物たちの群れに起きた出来事から人間たちの運命を象徴的に描く手法は白土三平が良く使っていたとのことだが、本作では手塚もそれを試したかのように思われる幕開け。  本作「乱世編」の舞台は、平家の全盛から源平合戦にかけての時代。  マタギの弁太とおぶうは恋仲だったが、弁太が都で美しいクシを拾ったために二人の運命は大きく変転してしまう。おぶうは平清盛の女官に、弁太は義経の部下に組み込まれ、源平争乱に巻き込まれていく。  平家一門の繁栄を守るため火焔鳥(=火の鳥)の血を求める清盛だったが、死への恐怖からおぶうを頼りに彼女に縋り付く様はとても哀れで、平家物語ではすっかり悪役の清盛ではあるものの、その姿についついしみじみとしてしまう。  「鳳凰編」に登場した我王が、この時代に鞍馬山の大テングとして登場し、義経に輪廻転生を語るのが印象に残る。      

Posted by ブクログ