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詩人クリスティーヌ・ド・ピザン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大和プレス/思潮社 |
発売年月日 | 2018/10/01 |
JAN | 9784783727804 |
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詩人クリスティーヌ・ド・ピザン
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百年戦争期の詩人クリスティーヌ・ド・ピザンの詩と詩の解説と伝記の本です。彼女の詩が抄訳とはいえまとまった形で翻訳されるのは本邦初。 【百のバラード】から20篇 【ヴィルレー】から2篇 【風変わりのバラード】から1篇 【ロンドー】から10篇 【その他のバラード】から5編 【更な...
百年戦争期の詩人クリスティーヌ・ド・ピザンの詩と詩の解説と伝記の本です。彼女の詩が抄訳とはいえまとまった形で翻訳されるのは本邦初。 【百のバラード】から20篇 【ヴィルレー】から2篇 【風変わりのバラード】から1篇 【ロンドー】から10篇 【その他のバラード】から5編 【更なる他のバラード】から1篇 【羊飼い娘の物語】から1篇 【まことの恋人たちの公爵の書】からバラード2篇、ヴィルレー1篇 【恋人と貴婦人の百のバラード】から10篇 「クリスティーヌ・ド・ピザン小伝」沓掛良彦 「クリスティーヌ・ド・ピザンをの詩をめぐって」横山安由美 百年戦争という戦乱の時代、クリスティーヌのような文化人が誕生していました。彼女の詩は恋愛詩と苦悩を歌った詩。これが大成功を収め、同時代の人々の胸を打ち文筆家としての地位を確立しました。ただ彼女の詩が成功を、クリスティーヌ本人の寡婦となった可哀想な境遇や現実から判断することは適当でないと横山安由美氏は述べます。彼女の描く苦悩がどれほど真に迫り、孤独がどれほど深甚なものであっても、それは彼女の高い教養に求められるべきであると。詩作とは高い教養に裏打ちされた知的な営みであり、作者の境遇や日常がどうとかとかは切り離されるべきであると。 クリスティーヌは我が国ではほぼ無名で、名前が出てきてもせいぜい「薔薇物語論争」で活躍した活動家というだけで、多彩な作家でそもそも詩人であったという事実は全く知られていないという。 戦乱と混乱と退廃の世にあって、道徳と騎士道精神の復興と、平和と秩序を願い数々の著作を執筆。軍事の著作まで執筆する。戦乱は憂うべきものですが、危機的な状況でなければクリスティーヌの知の営みが高まらず、諸著作も生まれなかったと思うと、ヘルダーリンの次の詩句を思い出さざるを得ません。 「しかし危機があるところに生じるのだ、救いとなるものもまた」 文学の視点から見た百年戦争というのも面白いかもしれません。 ウィキソースにクリスティーヌの詩があります Œuvres poétiques de Christine de Pisan - Wikisource https://fr.wikisource.org/wiki/%C5%92uvres_po%C3%A9tiques_de_Christine_de_Pisan
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