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龍華記
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龍華記

澤田瞳子(著者)

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龍華記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/09/28
JAN 9784041072158

龍華記

¥220

商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2022/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大河ドラマでは、板東での源平合戦ばかりがクローズアップされているが、南都も大変だったのねー。 南都焼討の首謀者・平重衡の斬首の陰には、摂関を長とする世俗側ならぬ、寺社側の藤原家男子たちの紆余曲折があった。誰も幸せにならない末法の世で、仏師の運慶がいい味出してる。 何気に終章で大覚寺を占拠している守覚法親王は、生母が高倉三位こと藤原季成の娘。つまり、公子の実の従兄妹だったりする。

Posted by ブクログ

2022/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022.1 大河ドラマがちょうど平家から源氏、そして北条執権に移る話なので同じタイミングでびっくり。 戦いばかりの小説は疲れるし重苦しいな。

Posted by ブクログ

2021/09/30

まずは推しの末っ子を主人公にして小説を書いて下さってありがとうございます、と澤田瞳子先生に申し上げたい。 本作の主人公となっている範長は、父親の藤原頼長が保元の乱で負けた後、兄たちと同様に流罪となり、奈良に戻ることなく亡くなったとされている。没年も不明。 そんな範長で、いや範長だ...

まずは推しの末っ子を主人公にして小説を書いて下さってありがとうございます、と澤田瞳子先生に申し上げたい。 本作の主人公となっている範長は、父親の藤原頼長が保元の乱で負けた後、兄たちと同様に流罪となり、奈良に戻ることなく亡くなったとされている。没年も不明。 そんな範長で、いや範長だからこそ、このような作品の主人公となり得たのかもしれない。 興福寺のトップとなるべく入ったのに、父親の死で寺から遠ざけられた範長、そして後釜としてトップになった従兄弟の信円(範長の伯父であり、父親の政敵藤原忠通の息子)。それぞれ複雑な思いを抱える中、全盛期を迎えている平家によって寺が焼き討ちされてしまう。 二人は直接関わってないとはいえ、父親同士が敵対した保元の乱を引きずっていると思った。二人のこの状況は保元の乱によって出来たものだから。 加えて平家に対する憎しみ。藤原摂関家に取って代わられてしまったこと、そして南都を灰にされたこと。 こんなことされて恨むなというのも無理なんだけど、本来祈りの場である寺を再興するのに、そのモチベーションが恨みの心っていうのもどうなのよと範長は次第に疑問を持ち始める。だからと言って範長の心も拗れていて、信円と仲良く手を携えてやる事も出来ずもどかしかった。 でも、いろいろ悲しいことの果てにラストは保元の乱が完全に終わったなーというカタルシスみたいなものを感じる事ができました。

Posted by ブクログ

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