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銀河を渡る 全エッセイ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2018/09/27 |
| JAN | 9784103275190 |
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銀河を渡る
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商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
誰と出会い、何を感じるか。それだけのことなのに沢木節。 心に残ったフレーズ 「読んだことのない本から引用することはできない」 ワクワク7 展開8 読後10 再読7 構成8 学び8 文表現9 人物9 深み9 余韻9 合計:84/100
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沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバックパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。『テロルの決算』で大宅...
沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバックパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、『凍』で講談社ノンフィクション賞、その他、菊池寛賞等を受賞。 私は、1980年代後半にバックパックを背負って海外を旅し、沢木の作品はこれまでに、上記の各賞受賞作をはじめ、『敗れざる者たち』、『流星ひとつ』、『キャパの十字架』、『旅の窓』、『チェーン・スモーキング』、『世界は「使われなかった人生」であふれてる』、『旅のつばくろ』、『作家との遭遇』、『あなたがいる場所』、『象が空を』など、30冊ほどを読み、最も好きな書き手は誰かと問われれば、迷わず沢木の名前を挙げるファンである。 本書は、1993年に、それまでの10年分のエッセイをまとめた『象が空を』を出版して以降の25年分のエッセイをまとめたもので、2018年に出版。「歩く」、「見る」、「書く」、「暮らす」、「別れる」の5部建て(書物関係のエッセイは別の本となった)で、テーマは、世界の各地を訪問したときのこと、2004年のアテネオリンピック観戦、アスリートや作家との対談、『凍』、『危機の宰相』、『テロルの決算』、『檀』等の作品に関わるエピソード、等々である。 本書においても、沢木は実に沢木らしく、他の沢木の作品を読むときと同様、とても心地よい時間を過ごすことができたが、今回ふと感じたのは、沢木と高倉健が似ている(もう少し的確な言葉があるような気はするが。。。)かもしれないということである。それは、本書の最後近くに高倉健との思い出について書かれたエッセイが載っていたということもあるとは思うが、その生き方に、どこか近いものを感じたのだ。それは何故か。。。高倉健は、役者としての姿と、素の姿にギャップの少ない役者と言われ(そのことは、一般的に言えば、役者としての優れた素養ではないのだろうが)、多くのファンはそのことを感じつつ、高倉健に惹かれる。一方、沢木耕太郎については、沢木の書いたものは紛れもなく沢木である。沢木の作品は、少数の小説以外はノンフィクションとエッセイなのだから、当然と言えば当然なのだが、私なら、10人の作家のエッセイを並べられても、沢木の作品は当てられると思うくらいの、沢木らしさが感じられる。両者とも、内面から滲み出るものが、役者や物書きとしてのスタイルとなっているとでも言えようか。(尤も、私が単に彼らのスタイルが好きなだけと言えばそれまでだが。。。) 加えて、沢木は、『波の音が消えるまで』を、高倉健に演じてもらうことを願って書いたと明かしており、未読だった同作品をいずれ読まねばならなくなった。 また、私は沢木よりひと回り以上年下ではあるが、この歳だからこそ心に残ったフレーズが多数あり、いくつか挙げるなら以下のようなものだ。 「マラケシュではフナ広場に面した安宿に泊まった。そこを含めた旧市街には、香港の廟街に似た喧噪も猥雑さもあった。・・・しかし、遅かったかな、と思わざるをえなかった。来るのが遅かったかな、と。少なくとも、私が二十代のときに訪れていたら、まったく異なるマラケシュに遭遇できていたにちがいなかった。」(「心を残して、モロッコ」2011年2月) 沢木が若い頃、年長の作家に、家に本が溢れてしまい処分せざるを得なくなったら、まだ読んでいない本よりも、既に読んでしまった本を残す、と言われて不思議に思ったという思い出に触れて、「歳をとるに従って、あの年長の作家の言っていたことがよくわかるようになってきた。そうなのだ、大事なのは読んだことのない本ではなく、読んだ本なのだ、と。・・・読んだことのない本から引用することはできない。しかし、そうした実際的な理由ばかりでなく、暇な時間に、ふと読みたくなるのが、新しい本より、かつて親しんだ作家の何度も読んだことのある本だということが多くなってくるのだ。」(「キャラヴァンは進む」2015年1月) 永遠の青年のような沢木も70代後半である。沢木の書いたものを読み続けられる幸せを噛みしめたい。 (2024年12月了)
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作者の3冊目のエッセイ、路上の視野も 象が空をも読んだ 25年のものをまとめてある 中でもかもかのおっちゃんはひょうひょうとして ひとがらが伝わってきた 美空ひばりも 彼女の反応に対する作者の観察の 鋭さを感じた 高倉健との関係も 不思議な縁を感じた
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