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ラヴィアンローズ 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/09/20 |
JAN | 9784087457858 |
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
モラハラの話。怖かった。 私も咲季子のような考え方に陥りやすいタイプだから、正直人ごととは思えなかった。上からの目線にはことごとく弱い私。 自分の足で立って物を考え、「私」を見失わないように。でないと自らモラハラ地獄に堕ちてしまいそうだ。ま、実際には、道彦のようなヤバい奴はいない...
モラハラの話。怖かった。 私も咲季子のような考え方に陥りやすいタイプだから、正直人ごととは思えなかった。上からの目線にはことごとく弱い私。 自分の足で立って物を考え、「私」を見失わないように。でないと自らモラハラ地獄に堕ちてしまいそうだ。ま、実際には、道彦のようなヤバい奴はいないので、大丈夫…かな?
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村山由佳さんの小説は、まるでサスペンス映画を観ているかのよう。 ハラハラドキドキしながら、どうなっていくのだろう…とページを捲る手が止まらない。 読み手ににとても体力を使わせる作家だと思う。 登場人物に共感できるタイプがほぼいないにもかかわらず、引き込まれてしまうのは、会話がもの...
村山由佳さんの小説は、まるでサスペンス映画を観ているかのよう。 ハラハラドキドキしながら、どうなっていくのだろう…とページを捲る手が止まらない。 読み手ににとても体力を使わせる作家だと思う。 登場人物に共感できるタイプがほぼいないにもかかわらず、引き込まれてしまうのは、会話がものすごくリアルだから。膨大なセリフが飛び交い、目の前で始まった諍いに自分も巻き込まれていきそうな臨場感がある。 お嬢様育ちで、悪意のかけらもなく、薔薇を自分の子供の様に慈しんで育てていた咲季子が、事件の後にとった行動は、理解できるとかできないとかの範疇を超えて、そうすることが一番自然なことのように私にも思えた。 自分の中に棲むもう1人の自分。 1人の人間の表の顔と裏の顔。 それは表裏一体でいつのまにかコントロールできなくなるという怖さ。 美しい場面は夢見るように美しく、 残酷な場面は容赦なく恐ろしい。 村山由佳さんは一つの小説を身を削る思いで 書かれているのだろうと思う。
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「ついに堂本と結ばれるのか?」と思った後のあの微妙な展開がすごくリアルでモヤモヤした気持ちになった。 ★印象的なフレーズ 「強引さは、優しさだった。」
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