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1968年 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2018/09/13 |
JAN | 9784022737861 |
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1968年
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1968年といえば、学生運動の最盛期として多くの論者たちが議論をおこなっています。しかし、学生運動の参加者たちは、日本国民の全体から見れば圧倒的な少数派であったことも事実であり、彼らの回顧的言説によってこの時代についての物語が尽くされているということはできません。本書は、音楽やマ...
1968年といえば、学生運動の最盛期として多くの論者たちが議論をおこなっています。しかし、学生運動の参加者たちは、日本国民の全体から見れば圧倒的な少数派であったことも事実であり、彼らの回顧的言説によってこの時代についての物語が尽くされているということはできません。本書は、音楽やマンガ、野球、映画など、1968年のサブカルチャーを振り返ることで、いわばこの時代の物語を学生運動の担い手たちによる独占から解放するような意義をもっているのかもしれません。 とりあげられているのは、ザ・タイガースやフォーク・クルセダーズらの活躍、『あしたのジョー』や『巨人の星』などのスポコンマンガ、阪神タイガースの江夏豊によるシーズン401奪三振の記録樹立、三船敏郎と石原裕次郎が共演した映画『黒部の太陽』の制作にまつわる話などです。 本書の方法にもとづいて、「1968年」だけでなく「1967年」の物語も「1969年」の物語も書くことができるのは、著者自身が「あとがき」で認めているとおりです。それではなぜ「1968年」なのかといえば、上に書いたように「1968年」を広範な人びとの手に取り返すという点に意義が認められると、ひとまずはいうことができるように思います。ただその一方で、「1967年」でも「1969年」でもよいものとして「1968年」を論じるというサブカルチャー批評のスタンスそのものが、系譜学的な由来をもっていることへの留意が必要なのではないでしょうか。それは、宮台真司が明快な口調で「終わらない日常」を語り、大塚英志が「終わらない80年代」への苛立ちをぶつけるというサブカルチャー批評の歴史をくぐり抜けてようやく成立したスタンスであるはずです。そうした系譜学的な反省を踏まえることなく、本書のようなしかたで「1968年」の批評をおこなうことに、いったいどのような意味があるのだろうかという疑問がくすぶりつづけています。
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1968年、世界の若者が旧世代と闘った年。日本の若者も激しく動き、新たな潮流が生まれた。映画、漫画、音楽―。新旧衝突のエネルギーは何を創造し、そして大衆は何を愛したのか?混沌の深層を詳細、濃密に描きだす! かなりの量の引用から成立しているが、元の本を読んでいる身としてはただの...
1968年、世界の若者が旧世代と闘った年。日本の若者も激しく動き、新たな潮流が生まれた。映画、漫画、音楽―。新旧衝突のエネルギーは何を創造し、そして大衆は何を愛したのか?混沌の深層を詳細、濃密に描きだす! かなりの量の引用から成立しているが、元の本を読んでいる身としてはただのおさらいにしかならないのが残念。
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1968は僕の青春だった。巨人の星、あしたのジョー、マガジン、サンデー、巨人連覇、村山、江夏は胸をワクワクさせた。
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