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日本近代科学史 講談社学術文庫
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日本近代科学史 講談社学術文庫

村上陽一郎(著者)

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日本近代科学史 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/09/12
JAN 9784065130278

日本近代科学史

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2025/02/11

1. はじめに 本書『日本近代科学史』は、日本における科学の発展とその歴史的背景、特に西欧科学との接触と影響について詳述しています。著者の村上陽一郎は、日本の近代科学がどのように形成されてきたのかを探求し、重要な歴史的出来事や文化的要因を考察しています。 2. 西欧科学の導入 ...

1. はじめに 本書『日本近代科学史』は、日本における科学の発展とその歴史的背景、特に西欧科学との接触と影響について詳述しています。著者の村上陽一郎は、日本の近代科学がどのように形成されてきたのかを探求し、重要な歴史的出来事や文化的要因を考察しています。 2. 西欧科学の導入 2.1 初期の接触 日本が西欧科学と初めて接触したのは、1543年にポルトガル船が種子島に漂着し、小銃がもたらされたことでした。この出来事は、日本の軍事技術に新たな変革をもたらし、以後の西欧の科学技術に対する興味を引き起こしました。 2.2 科学革命の影響 16世紀半ばからの科学革命は、ギリシア科学の伝統に対する疑問を生じさせ、近代科学の基盤を築くこととなりました。コペルニクスやガリレオによる新しい天文学の体系は、日本にも影響を与えました。 3. 日本における科学の発展 3.1 様々な学問の統合 村上は、日本の学問がいかにして西欧の知識を取り入れながらも、独自の発展を遂げたのかを論じています。特に、自然と人間との関係を探る哲学的な視点が重要であり、アリストテレスやニュートンの思想が日本にどのように受け入れられたのかが強調されています。 3.2 教育制度の変革 明治時代には、教育制度の整備が進み、科学教育が普及しました。政府は西欧の科学技術を導入し、その教育を国民に広めることを目指しました。この過程で、様々な外国人教師が日本に招かれ、科学技術の進展を支えました。 4. キリシタン時代の科学と文化 4.1 天文学の発展 キリシタン時代には、西欧からの天文学の知識が伝わり、日本における天文学の発展に寄与しました。特に、マテオ・リッチなどの宣教師が日本に持ち込んだ天文学的知識は、当時の日本人に新たな視点を提供しました。 4.2 文化的影響 西欧の科学技術が日本に浸透する中で、文化的な交流も進みました。日本人は西欧の自然解釈に興味を持ち、科学的探求を通じてキリスト教に引き寄せられることもありました。 5. 近代科学の形成 5.1 科学革命と其の後 近代科学の形成は、科学革命によって促進され、さまざまな学問分野が統合されていきました。村上は、ギリシア科学から近代科学への移行が、特に自然の統一的理解を求める姿勢にどのように影響したかを詳しく述べています。 5.2 科学と宗教の関係 著者はまた、科学と宗教がどのように相互作用し、共存してきたのかを考察しています。西欧におけるキリスト教の教義は、科学の発展に影響を与え、逆に科学が宗教的な信念に挑戦する場面も見られました。 6. まとめ 村上陽一郎の『日本近代科学史』は、日本における科学の発展を歴史的かつ文化的な視点から深く掘り下げています。本書は、日本がどのようにして西欧の科学を受け入れ、独自の科学文化を形成していったのかを明らかにする貴

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2019/01/12

第1章 西欧の科学・技術 第2章 西欧科学接触以前の日本の「科学的」状況 第3章 キリシタン期の西欧科学技術との接触 第4章 蘭学期における西欧科学の影響 第5章 幕末期の西欧科学 第6章 明治期以後の日本と西欧科学 第7章 日本文化と西欧科学 補章 (一九七七年版) 著者:村...

第1章 西欧の科学・技術 第2章 西欧科学接触以前の日本の「科学的」状況 第3章 キリシタン期の西欧科学技術との接触 第4章 蘭学期における西欧科学の影響 第5章 幕末期の西欧科学 第6章 明治期以後の日本と西欧科学 第7章 日本文化と西欧科学 補章 (一九七七年版) 著者:村上陽一郎(1936-、東京、科学史)

Posted by ブクログ