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まさきとしか(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/08/23
JAN 9784065122075

玉瀬家、休業中。

¥715

商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2024/06/14

これまで読んだまさきさんの小説とは雰囲気が全く異なり脱力系?と言って良いのかしら…。 40過ぎの出戻り姉妹が実家に戻ったら、ずっと行方不明だった兄も実家に戻ってきていて、尚且つ引きこもり状態。そんな子供たち3人を迎えた母親は72歳なのに55歳の年下男性からアプローチされていると...

これまで読んだまさきさんの小説とは雰囲気が全く異なり脱力系?と言って良いのかしら…。 40過ぎの出戻り姉妹が実家に戻ったら、ずっと行方不明だった兄も実家に戻ってきていて、尚且つ引きこもり状態。そんな子供たち3人を迎えた母親は72歳なのに55歳の年下男性からアプローチされているという。 家族4人とも個性が強くて変わっているけど、たいていの事は楽しいと思える長男ノーリーの性格がちょっと羨ましい。この家族を見ていると色々な事が何とかなるのかも〜て肩の力が抜けて楽観的になれそう。

Posted by ブクログ

2024/04/11

夫と離婚し、北海道の実家に戻ってきたら澪子。 実家で、母、兄のノーリー、姉の香波と4人で暮らすことになった。 澪子の虚無な日々が、コミカルながら(コミカルだからこそ)切なく感じた。私も歳をとったのだ。若い時なら他人事として読んでいただろうに。妙に迫る現実感。人生折り返し地点あた...

夫と離婚し、北海道の実家に戻ってきたら澪子。 実家で、母、兄のノーリー、姉の香波と4人で暮らすことになった。 澪子の虚無な日々が、コミカルながら(コミカルだからこそ)切なく感じた。私も歳をとったのだ。若い時なら他人事として読んでいただろうに。妙に迫る現実感。人生折り返し地点あたりで、私のこれまでの人生ってなんだったんだ?と思うのは、つらいよなぁ。 できることも、やりたいことも、なにもない・・・という澪子の現実が、自分のもののように感じた。 私自身は、趣味もあり友達も少しだけどいて仕事もして子どももいるけど、それでも澪子のこの状況にとてつもない共感を覚えた。私自身の根本は虚無感溢れる人なのだと実感。結局、人間が何に共感するかっていうのは、「状況」ではなく「性格や人間性」ってことなのだろう。 ビストロを数日でクビになることも、応募先すべてで落ちて就職が決まらないことも、ささいなことのように感じるものの、こんなことが永遠に続くのかなと思うと絶望するだろう。成功体験のない人は、なんだこんなことー、いくらでも仕事なんてあるーって、なかなか前向きにはなれないものだ。 家族の中で、恥ずかしい存在、ふれてはいけない存在だと思っていたノーリーの前向きさや幼さに救われるのが、良かったよ。 ノーリーは謎だらけで、本人自身もきっとよくわかってないけど、わかんないことに全くこだわってない。こんな人めったにいないけど、もしいたら天然記念物として保護してほしいな。 苦手だった母、わがままで奔放な姉、はずかしいと思っていた兄と過ごしながら、澪子はエネルギーチャージされて、嫌なことや間違っていることに拒否感を示せるまでになった。これってすごい進歩。 家族のもちつもたれつ感、いいよね。

Posted by ブクログ

2023/11/08

離婚して実家に戻った主人公。母とバツ2の姉、そして引きこもりの兄との4人の暮らしが始まる。登場人物みんなキャラが濃いです。兄のノーリーのように、今を楽しみながら生きるって贅沢なことですよね。主人公がいろんな意味で再生できますように。

Posted by ブクログ

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