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対談 吉田茂という反省 憲法改正をしても、吉田茂の反省がなければ何も変わらない
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対談 吉田茂という反省 憲法改正をしても、吉田茂の反省がなければ何も変わらない

阿羅健一(著者), 杉原誠四郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 自由社
発売年月日 2018/08/01
JAN 9784908979101

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商品レビュー

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2020/01/09

「憲法改正」を迎える前に、必読の書。

2020年1月読了。 この前に「吉田茂という逆説」(保阪正康著)という大作を読んでいたお陰で、この対談本を読む上で理解が非常に速かった。つまりそうした事前の勉強をしてからでないと、この書の真の意味合いが如何に大きなものか、理解しにくいだろうと思う。 さて本書だが、保阪氏が曖昧...

2020年1月読了。 この前に「吉田茂という逆説」(保阪正康著)という大作を読んでいたお陰で、この対談本を読む上で理解が非常に速かった。つまりそうした事前の勉強をしてからでないと、この書の真の意味合いが如何に大きなものか、理解しにくいだろうと思う。 さて本書だが、保阪氏が曖昧にぼかしていた吉田茂の犯した過ちを、小気味良いほどにバッサリと斬り出してくれた。正に「目からウロコ」本である。 子供にも分かるような現在の滅茶苦茶な憲法解釈が、現代日本にとって如何に大きな障害と成っているかを、非常に端的に教えてくれる絶好の書だと思う。 私たち日本国民が知らず知らずの内に抱えてきた「ある意識」が、ある一人の政治家によって作られ、その後は「事無かれ主義」の怠慢な政治家及び官僚等がそれに目を瞑ってきたことによって、戦後七十年以上経った現在まで放ったらかしにされてきた、いや、積極的に隠蔽されてきた『事実』を、白日の下に晒してくれた。このお二方には心から感謝したい。 そして、より多くの国民がこの書を読む事で、現在の国会及び官僚機構に対して感じている『例えようの無いくだらなさ』や『日本はこのままで大丈夫なのか』といった不安感の根源について、明確な視点を私達に与えてくれると強調したい。 左傾化したメディアに疑問を感じている方には必読の書であり、逆に左傾化思考の方には、これを読んで自分の信じてきた思想の根元まで遡って、この書に有効な反論が出来るのか、一度真剣に取り組んでみていただきたい。 そしてもし、この書について何らかの論争が起きるならば、それはこの国を良くしていく上で『健康的』な事であり、決して無駄では無いことだと信ずる。 疑い深い方は、保阪氏の前著と併せて読むことをお奨めする。大変だけどね…(笑)。

左衛門佐

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