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日本型組織の病を考える 角川新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/08/10 |
JAN | 9784040822662 |
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日本型組織の病を考える
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商品レビュー
4.2
36件のお客様レビュー
完璧を求める傾向、同質性の高い社会にいるので自分を客観的に見ることができず外の変化に鈍い。池の中の杭、一本より2本、3本で動きやすく。ダボス会議、日本の動きは遅く参考にならないので、話を聞いてくれない。完璧主義なので、新しいものへの挑戦が起こりにくい。公務員の仕事は連立方程式を解...
完璧を求める傾向、同質性の高い社会にいるので自分を客観的に見ることができず外の変化に鈍い。池の中の杭、一本より2本、3本で動きやすく。ダボス会議、日本の動きは遅く参考にならないので、話を聞いてくれない。完璧主義なので、新しいものへの挑戦が起こりにくい。公務員の仕事は連立方程式を解くこと。国民の願いやニーズを実現するのは政治家の仕事。正しく汲み取って制度に転換するのが公務員。公務員は翻訳書。やりたい、やるべき仕事と負担のバランスをとる。盾と矛の関係の連立方程式を解くことが求められる。指導者に求められる資質5つ①知力②説得力③肉体上の耐久力④自己制御の能力⑤持続する意志 感性、企画力、説明力が公務員に大切
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多くの組織は病を抱える。信頼をおけると思っていた公的機関だろうが、営利を求める民間企業なら尚更その傾向は強いだろう。そして病になるには必ず病理が存在する。 元官僚トップの筆者が冤罪逮捕された事件に始まり、最終的には社会の弱い立場を守る側で活躍されるまでの道のりを、その当事者・現場...
多くの組織は病を抱える。信頼をおけると思っていた公的機関だろうが、営利を求める民間企業なら尚更その傾向は強いだろう。そして病になるには必ず病理が存在する。 元官僚トップの筆者が冤罪逮捕された事件に始まり、最終的には社会の弱い立場を守る側で活躍されるまでの道のりを、その当事者・現場を見た立場から考察して行く。 読み始めは日本の司法や検察への憤りと恐怖が先行してスリリングな内容なのだが、やがてそれらを生み出す組織の病理に迫っていく。組織の問題について書かれた書物は多いが、自身の逮捕抑留というショッキングな経験がベースとなるため、客観的な問題点と同時に当事者としての内面・主観的な意見が非常にリアルだ。 またそうした経験から様々な社会が抱える問題への気付き、変えなければならないという使命感を持つに至るあたりは、さすが官僚トップまで上り詰めた方だと感心する。だがそれは誰にでも出来ることだとも言う。一人一人が問題意識を持ち勇気を出して一歩前に進めば社会は変えられる。 民間企業に勤める自分の周りにも違法ではないにしろ、愛社精神だと言い訳しつつ権力に忖度したり、冷静に考える事を避け、善し悪しの判断から逃げて続けている仕事があるかもしれない。本当は立ち止まり距離を置いて考えれば分かるのに、大量の仕事に忙殺されて、その暇さえ与えられない。 これは営利を追求する民間企業だけの問題ではなく、市民サービスを提供する役所などでも一緒なのだ。古い体質、古い考え、古い制度や手順にがんじがらめになって、手足を自由に動かせない。そんな組織は病理を抱えてやがては治癒の見込みの無い病に倒れるだろう。そうなる前に細胞である我々一人一人がNK細胞となって闘わなければ。本書を読むとそんな勇気を貰える。 自分も社会を変えるなら法律を学び公務員を目指した時期があった。大学の同期は多くが国家公務員や地方公務員になった。私は民間に入り今はコンピュータの世界や人の住まいを提供する位置から社会を変えられる可能性を持っている。まずは自分の周り自分の会社から変える、今日から何か動き出そう、そんな気持ちにさせてくれる。是非手に取って読んで欲しい一冊。
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いつの間にか根付いてしまった一部官僚への不信感を 払拭してくれるような大事な一冊 染み付いた慣習を捨てるのはかなり難しいなんてのは重々承知している、だけどどこかで誰かがやらないと結局誰に、何に跳ね返ってくるのかを想像したら まずは自分から!
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