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日傘を差す女
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/08/09 |
JAN | 9784163908816 |
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商品レビュー
2.9
9件のお客様レビュー
この作者はもっと心に寄り添った丁寧な描き方をする人と思ってたけど、滅多に無い刑事物はストーリーもつながりに欠け、文体も丁寧さを感じない。読むのに疲れた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読み作家さん。 鯨の砲手として伝説の名人とまで言われた老人が、永田町のビルの屋上で鯨用の銛に刺されて死んでいるのが発見されるという、センセーショナルな幕開け。 その後同じように銛で刺殺された男が発見され、ますます事件は面白くなりつつあったのだが。 この先は好みによるのだろうが、太地町の鯨漁やその土地柄について掘り下げてくれるのかと思っていたら、話はどんどん離れていったのが残念。 政治や花柳界のありがちな裏側かー、と思いながら読み進めたが、最後はまた違う方向へ。 動機は悪くないけれど、何しろハウダニットの部分が雑で残念だった。 真犯人もそうだし、結局『若い女二人』の目撃談は何だったんだろう。 また主人公の刑事が高校生の頃に芸妓と付き合っていたというエピソードもいくら小説とはいえ現実的ではなく入り込めなかった。 警察関係の人物が多いうえに何のために出したのか分からない人物もいたり、様々な要素がありつつもとっ散らかったままな感じがあったり、色々勿体ない作品だった。
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