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ナンシー関の耳大全77 ザ・ベスト・オブ「小耳にはさもう」1993-2002 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2018/08/07 |
| JAN | 9784022619419 |
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ナンシー関の耳大全77
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ナンシー関の耳大全77
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
元は『週刊朝日』に連載されていたナンシー関によるコラムが単行本化されたものの中から、ライターである編者が選りすぐったものを集成したのが本書。本の帯に書かれている〈特定の時代のテレビが作り出す空気について書いているのに、それが半永久的な説得力を持つという摩訶不思議〉という文章が本書...
元は『週刊朝日』に連載されていたナンシー関によるコラムが単行本化されたものの中から、ライターである編者が選りすぐったものを集成したのが本書。本の帯に書かれている〈特定の時代のテレビが作り出す空気について書いているのに、それが半永久的な説得力を持つという摩訶不思議〉という文章が本書の内容を簡潔に言い表している。時代を象徴する固有名詞そのものではなく、テレビに映し出される言動から醸し出される“送”と、それを受け取る“受”の関係性が普遍的であるからこそ、ナンシー関の文章は古くなりにくい。 いま「古くならない」ではなく「古くなりにくい」と書いたのは、いまとは異なる当時の時代の空気がパッケージされている文章が多少なりとも見受けられたからだ。例えば、安藤和津の発言を取り上げている箇所では、セクハラの王道が「おじさん→女の子」から「おばさん→男の子」に移っており、前者が衰退したと書かれているのだが、そういう実感は現代からすると想像し難い。そういった時代感はあるものの、それでもいまなお有効な言説が数多くあるのは驚異的というほかない。これから先の数十年も、この本は有用性を失わないのだろう。
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鋭い観察眼でテレビの中の人を見定め、似顔絵版画と歯に衣着せぬ物言いで本質をずばりと言い当てるから、その鋭さが時に怖いほどだったが、今の時代にこそ必要な人だったな‥とつくづく早逝が惜しまれる。本書に登場する人々の名はほぼ全員わかるし、消しゴムハンコに添えられた発言に至るエピソードも...
鋭い観察眼でテレビの中の人を見定め、似顔絵版画と歯に衣着せぬ物言いで本質をずばりと言い当てるから、その鋭さが時に怖いほどだったが、今の時代にこそ必要な人だったな‥とつくづく早逝が惜しまれる。本書に登場する人々の名はほぼ全員わかるし、消しゴムハンコに添えられた発言に至るエピソードもほとんど思い出せるのは、同世代だからかな。武田砂鉄さんのチョイスもさすが!
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芸能メディアにおける様々な事柄は、時折何食わぬ顔をして茶の間に乱入する。そこで振りかざす胡乱な価値観は、そっちはありがたく頂戴するでしょ的な思い込みに満たされた代物で、正直迷惑なんだよなぁと訝しむ。その視点を様々な言葉によって綴っていくナンシー関は、啓蒙しようとする癖があるメディ...
芸能メディアにおける様々な事柄は、時折何食わぬ顔をして茶の間に乱入する。そこで振りかざす胡乱な価値観は、そっちはありがたく頂戴するでしょ的な思い込みに満たされた代物で、正直迷惑なんだよなぁと訝しむ。その視点を様々な言葉によって綴っていくナンシー関は、啓蒙しようとする癖があるメディアに抗う生活の守護者の顔をのぞかせる。トレンドや流行ワードに洗脳されてたまるか。"う、訴えてやる!" と帽子を床に叩きつける故上島竜兵の芸は "怒り帽" というネーミングだと本書で知る。
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