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利休にたずねよ 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/08/03 |
| JAN | 9784167911188 |
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利休にたずねよ
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利休にたずねよ
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商品レビュー
3.9
13件のお客様レビュー
【2026年31冊目】 茶の湯を大成した千利休。その生涯は、美に囚われ、美に執着し、美を究めんとするものだった。その執念の裏側にいたのは、一人の亡き女であり、利休はその女の形見を肌見放さず持っていたという。秀吉に切腹を命じられ生涯を終えようとするその時から、過去へと物語は遡ってい...
【2026年31冊目】 茶の湯を大成した千利休。その生涯は、美に囚われ、美に執着し、美を究めんとするものだった。その執念の裏側にいたのは、一人の亡き女であり、利休はその女の形見を肌見放さず持っていたという。秀吉に切腹を命じられ生涯を終えようとするその時から、過去へと物語は遡っていく。千利休を取り巻く人々から見た一人の茶人を描いた一作。 歴史の授業で習ったので、名前はもちろん知っておりました、千利休。秀吉に気に入られてたのも覚えてましたが、それがまさか切腹を命じられて最期を迎えたとは知らず、ちょっとびっくりでした。時代とはいえ、人の生き死にを一つの命令で左右できるんだからとんでもないですね。本作を読んでいる限り嫉妬とか恐れとか僻みがその要因になっているようでやりきれません。 かといって、千利休が素晴らしい人間性だったかと言われると、?マークが浮かびます。香の物の角度ひとつで機嫌が左右されるなんて、無理すぎます。現代だったらサイレントモラハラみたいに言われてもおかしくない苦笑 それだけ美に関しての意識が高かったということですが、そりゃ禍根も招くよなという気がします。 最初から想い人について、ちらほら匂わされていたので、いつ語られるのかしらと思ってたら最後に真相が発覚しました。死ぬ勇気はなかったのに、小指を食い千切るガッツはあるんだ…とか思ってしまいました。やはり、恐ろしい男ですね、秀吉も途中で言ってましたが。 千利休を見た周りの人々の話が章立てて展開され、かつ過去へと遡っていく建付けが斬新でした。文章も読みやすく、歴史の知識がなくてもわかりやすかったのも良かったです。 歴史小説はあまり読みませんが、こういった感情がよく描写されてる作品はいいですね。好みでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美を追求する千利休が醸し出す、茶の湯の静の美しさに圧倒されました。利休の行動の一つ一つには彼自身の美学があり、一切妥協の無い究極の美を求めるストイックさが伝わってきます。高麗の女人の存在がその根底にずーっとあることを思うと、利休にとっての彼女の存在の大きさをひしひしと感じます。今まで茶の湯を大成した人という知識でしかなかった千利休が、人間味溢れた実在の人物としてイメージ出来ました。
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稀代の天才芸術家の死に際して、各界の名士が畏敬と同時に敗北感の屈辱と汚辱にまみれて、嫉妬をあからさまにして語る、ジャーナリスティックな工夫に満ちた名作。
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