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夏の雪 新・酔いどれ小籐次 十二 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/08/03 |
| JAN | 9784167911140 |

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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
夏の夜に涼を呼ぶものといえば花火だ。東京なら隅田川、江戸川が双璧だが、とりわけ隅田川は江戸の川開きに由来する。私自身はここ数年、伊東の按針祭で浜に座り、夜空を見上げてきた。打ち上げのたびに読み上げられるスポンサー名――商店、医院、個人。花火は風流である前に、まず高価な催しだという...
夏の夜に涼を呼ぶものといえば花火だ。東京なら隅田川、江戸川が双璧だが、とりわけ隅田川は江戸の川開きに由来する。私自身はここ数年、伊東の按針祭で浜に座り、夜空を見上げてきた。打ち上げのたびに読み上げられるスポンサー名――商店、医院、個人。花火は風流である前に、まず高価な催しだという現実を、あの声が教えてくれる。 この経済の理は、小藤次の生きる江戸でも変わらない。「たまや」「かぎや」で賑わう大川の川開きも、結局は出資次第で規模が決まる。 そのさなか、小藤次が百両をぽんと差し出す。 理由は語られない。いや、語られるが、ここで明かすのは無粋だろう。読売屋の空蔵のように、肝心なところは売り惜しむに限る。 本巻は、その一事を軸に動く。派手さはないが、江戸の季節と人の機微が、静かに交差する。花火のように一瞬で消えるものではない。あとからじわりと効いてくる類の一篇である。
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まさかの赤目父子が将軍 家斉に拝謁して、小籐次は大酒を飲むわ、父子で来島水軍流の剣の型を披露するわ、将軍の御詰衆を巻き込んでほの明かり久慈行灯の元で得意の紙吹雪を散らすなどやり放題。形式に凝り固まった江戸城でこんな振る舞いができるもの小説だからですね。 多くの知人を巻き込んだ大掛...
まさかの赤目父子が将軍 家斉に拝謁して、小籐次は大酒を飲むわ、父子で来島水軍流の剣の型を披露するわ、将軍の御詰衆を巻き込んでほの明かり久慈行灯の元で得意の紙吹雪を散らすなどやり放題。形式に凝り固まった江戸城でこんな振る舞いができるもの小説だからですね。 多くの知人を巻き込んだ大掛かりな川開きの花火は、シリーズを通して読んできた読者に対するサービスみたいなものかな。
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”新”になっての12作目。まあ、よく次から次へと思いつくもんだ。今回は妖怪の類は現れないので、まとも。公方様に謁見とは凄すぎますな。で、花火の話はええ話やわ。さすがに小藤次!
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