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誰のために法は生まれた
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日出版社 |
発売年月日 | 2018/07/01 |
JAN | 9784255010779 |
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
「なんかよく分からないけれどここには大切なことが書いてある」と感じる本。 そんな本に20代のころにはよく出会ったように思う。 そしてなんだか訳の分からないままに読み進めて、運がよければそれを仲間と語り合って、何か掴みかけたような気がする手がかりを確かな手ざわりのある論理に変えてい...
「なんかよく分からないけれどここには大切なことが書いてある」と感じる本。 そんな本に20代のころにはよく出会ったように思う。 そしてなんだか訳の分からないままに読み進めて、運がよければそれを仲間と語り合って、何か掴みかけたような気がする手がかりを確かな手ざわりのある論理に変えていく。 そんな経験が昔はしばしばあったように思う。 それは馬齢を重ねるなかで、それなりにまあ分かることも増えてきたからということもあるだろけれど、「分からない」中に希望や期待を見出すことができる頭や精神の柔らかさが、それこそ馬齢を重ねた結果失われたためだろう。 そして久しぶりに出会ったのがこの本である。 「なんかよく分からないけれどここには大切なことが書いてある」と感じて読み進める感覚。 まだまだ私の頭や精神にも柔らかい部分があったんだと思うと、それだけで嬉しい。 内容は「法」や「政治」の本質に迫ろうとするもの。 「法」を相手にずっと研究に取り組んできた老教授が、古典文学テクストを手がかりに、中高生を相手にしながら、その核心へと迫っていく。 とてもエキサイティングでスリリングだ。でも老教授が何十年の相手にしてようやく至った「法」の核心を語ろうとするのであるから、当然それはすっと飲み込めるような軽いものではない。 ただどうしても食べたくなる。本書の言葉で言えば「こっちの水はあ~まいぞ」という声が聞こえてくるからだ。 そうした声に誘われるようにふらふらと最終章まで読み進めると、それでもなんか大切なことのいったんには触れられた安心感がある。 もちろんそれはかりそめの安心感にすぎない。 十牛図(禅)で言えば「見跡」「見牛」くらいの段階だろう。でもそれでも大切なプロセスの最初の一歩、二歩分くらいは進んだと言えるのではないかと思う。 だから本書の相手も中高生なのだろう。 ここからは一人一人が「悟り」に向けてその歩みを進めていくことが期待されている。 ぜひ若者たちにはそうした道を歩んでもらいたいと思う。 同時に「おっさん」になったことを免罪符にしてはいけないのだろう。そんなことを痛切に反省させられる一冊になりました。
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再読する。 人権とは、もともと何もないところから何かを生み出す「権利」ではなく今あるものを守るための「占有」だということ。 誰のために、それは、徒党に対する個人のために。 数々の古典を読み込み、最後に出てきた自衛官合祀事件の受け止め方は、判例集を見て、「他人の信仰に基づく行為に対...
再読する。 人権とは、もともと何もないところから何かを生み出す「権利」ではなく今あるものを守るための「占有」だということ。 誰のために、それは、徒党に対する個人のために。 数々の古典を読み込み、最後に出てきた自衛官合祀事件の受け止め方は、判例集を見て、「他人の信仰に基づく行為に対して、自己の信教の自由を妨害するものでない限り寛容であることを要請している」という部分を頷きながら読んで済ましていた自分に強烈な反省を促すものだった。
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対話形式で書かれており読み易いけども、内容は結構難しい、、 何かをスッキリ理解させてくれる本というより、法や政治のような世の中の仕組みに対する興味関心を大いに沸かせてくれる、文学が持つ力を見せつけてくれるような本だ。中高生の頃にこんな本に出会えていたらな〜
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