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我が姫にささぐダーティープレイ(2) 講談社ラノベ文庫
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我が姫にささぐダーティープレイ(2) 講談社ラノベ文庫

小山恭平(著者), ファルまろ

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我が姫にささぐダーティープレイ(2) 講談社ラノベ文庫

定価 ¥704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/08/02
JAN 9784065130179

我が姫にささぐダーティープレイ(2)

¥220

商品レビュー

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2018/08/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

もしかしたら本シリーズは主人を王者にするために奔走する暗躍モノと捉えるよりも、変則的なヒロイン攻略ストーリーとして見た方が良いのかもしれない 様々な少女をラライの為に籠絡し利用するが、将来まで面倒見て幸福にさせるつもりでカイトが居るならば、それはヒロイン攻略以外の何物でも無い やはりラライというキャラは恐ろしい存在だね。第一巻の感想でも言及したけど、ラライは努力はしないし才能もない。周囲が彼女のために奔走していても何もしない姿はこちらを不快な気分にさせる。しかし、それは人の尺度に当てはめて捉えた場合で有り、彼女を傲慢な神として見たならばその行いは妥当なものと感じられ、神である彼女が人を誑かし運命を歪ませてしまうのは当たり前の行いだと思えてしまうのだから面白い。 ラライは好きになれないキャラでは有るけれど、彼女がどのような高みまで昇り詰めることが出来るのか気になってしまう 第一巻では3人のヒロインを攻略したカイトだけど、今回は1人だけ。第一巻で登場したファナ達はどこかしら脆い部分があった。だからカイトもそこを狙えばあっさり籠絡することが出来た。 しかし、今回ターゲットとなるイヴは脆い部分はあってもそれは他人を想うために生じた脆さであるために、イヴだけを攻めても籠絡することは出来ない。 だからイヴを籠絡するために彼女が隠す部分を少しずつ明らかにしていく今回の構成は面白かった 読み進める中でイヴに対する印象は何度も変わっていく。第一印象は物語や本に対して狂った人物、執筆狂と表現しても良い。それが推理小説をカイトに献上される中では普通の女の子のような一面も見せ、カイトが接近すれば少女漫画のヒロインのような反応を見せる。しかし、イヴの奥底に眠るのは妹への贖罪の気持ち。だから単純な脆さだけでなく、姉としての強さも持ち合わせる たった一冊の中でこれ程までに様々な顔を見せてくれるヒロインってなかなか居ない 又、イヴ攻略の中でリリィについての追加攻略もあった。第一巻でのリリィ籠絡はあっさりし過ぎていて、ファナやヤムニャムに比べて少しキャラが弱いように感じられた。そんな反動が有ったからこそ、本当の籠絡はこの時の為に取っておいたのかと感嘆させられた。 憧れのイヴに自分を認めさせるために幾つもの作品を書き上げ、そしてラライ派における目標まで示したリリィ。第二巻における彼女の成長は目を見張るものがあった。……その分、心身がボロボロになったようだけど。いや、半分はカイトに因るものだから逆に彼女にとってはご褒美なのか? それにしてもカイトは絵に描いたような万能キャラだね。イヴを籠絡する中で幾つものハードルが有った筈だけど、彼の持ち前のスキルと知識によってどのハードルだって軽々と越えてしまう。 小説の作り方を知っていたり、声量の操り方を完璧にマスターしていたりと「ハワイで親父に習った」よろしく「親父の側近に仕込まれた」と主張されればどのような超常スキルが示されても許せてしまいそうになる そして今後不安材料となって来そうなのはカイトが思わずラライと約束してしまったラライ派メンバーの行く末か。これがいずれ思わぬ落とし穴とならなければ良いのだけど

Posted by ブクログ

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