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あなたを愛してから ハヤカワ・ミステリ
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あなたを愛してから ハヤカワ・ミステリ

デニス・ルヘイン(著者), 加賀山卓朗(訳者)

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あなたを愛してから ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2018/07/05
JAN 9784150019334

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商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2022/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パトリックとアンジーのシリーズの作者だったので。 恋愛小説は読まない。 よほどのことがない限り、読まない。 なので、途中まで恋愛小説の色が濃くて、少し後悔していた。 直前に読んだ同じ著書の本も面白くなかったし。 冒頭で殺害シーンを書けばミステリ―ってことじゃないんだよとぼやきながら、 母と死別し、父だと思った男性とも別れ、 テレビリポーターと活躍したが、パニック障害になり離婚し、 でも、レイチェルは本当の愛を見つけ…という話だと思っていた。 だが、後半、いや最後3分の1ぐらいから、 怒涛の展開で、ミステリーになって面白かった。 レイチェルは裏切られ、危険な目に遭うが悲惨な結末ではない。 上手く言えないが、 自分のようなミステリー派も楽しめるし、 普段ミステリーは読まない、小説派にも楽しめる1冊だった。

Posted by ブクログ

2019/06/14

ある五月の火曜日、三十五歳のレイチェルは夫を撃ち殺した。そんなプロローグで始まったら、もはや心は鷲掴み、ひたすら物語を追うしかなくなります。ジャーナリストの彼女がどれほど悲惨な経験をし、自分の過去を追い、更に未来を見据えるのか。物語は前半と後半で全く雰囲気を変えます。サスペンスで...

ある五月の火曜日、三十五歳のレイチェルは夫を撃ち殺した。そんなプロローグで始まったら、もはや心は鷲掴み、ひたすら物語を追うしかなくなります。ジャーナリストの彼女がどれほど悲惨な経験をし、自分の過去を追い、更に未来を見据えるのか。物語は前半と後半で全く雰囲気を変えます。サスペンスではありますがこれは愛の物語。そう、あなたを愛してから。彼女に寄り添った私は満身創痍?いや、歯を食いしばって前を見たい。恋愛ものがあまり得意ではない私でも、凄い疾走感で一気に読まされ、ラストの余韻に圧倒されました。

Posted by ブクログ

2019/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

満たされず、心に傷を負った一人の女性の物語。 父親を探す旅、ハイチの無法地帯、真実を求めもがけばもがくほど失望にまみれていくレイチェル。 ブライアントの再会を機に自分を徐々に取り戻して行くレイチェルだが、ある日、いるはずのない場所でブライアンを見かけてから、またしても真実の追求に翻弄される人生の幕が上がる。 そこからはサスペンスであり、ギャング小説であり、友情物語であり、真実の恋愛物語であるという、色とりどりの要素溢れる展開に。 ときに現れるどんでん返しは物語の展開としては緩急をつけるものとなっているが、ブライアンの仕組んだレイチェルを目覚めさせるための筋書きというのは、いささか手の込みすぎ感がある行為に対して無理のある説明ではと思ってしまった。 ルヘインにしては珍しい女性視点のドラマに終始するのかと思いきや最後はばりばりの追走劇ミステリになり、個人的にはまさしく悪い方の意味で裏切られた。 おもしろくないわけではなかったが、最高におもしろい作品でもなかった。

Posted by ブクログ

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