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無限の玄/風下の朱
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2018/07/12 |
JAN | 9784480804808 |
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無限の玄/風下の朱
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商品レビュー
3.2
11件のお客様レビュー
祖父が作ったバンドを引き継いた父と叔父、兄と自分、いとこ。 男だけの家族に縛られて、音楽だけの生活しか知らずにやってきた。 その中心にいた父が、月夜野の自宅で突然死んだ。 警察に遺体を引き渡した後に再び姿を現して、死んでは現れるの繰り返しの日々が始まった。 次のツアーにも行け...
祖父が作ったバンドを引き継いた父と叔父、兄と自分、いとこ。 男だけの家族に縛られて、音楽だけの生活しか知らずにやってきた。 その中心にいた父が、月夜野の自宅で突然死んだ。 警察に遺体を引き渡した後に再び姿を現して、死んでは現れるの繰り返しの日々が始まった。 次のツアーにも行けず、兄が父の首に手をかけてもよみがえり、従兄弟は父を導くために自殺、叔父は自分のやりたかったことをするために家を出ていった。 父は庭を彷徨い、何かを探している。 他短編。 ソフトボール経験者の女子大生が、大学で野球部を作ると息巻く先輩と出会い、素直になれない先輩と、ソフト部のみんなに助けられる感じ。 死んでもまた現れてまた死ぬループ。 まじで謎すぎた。 罪滅ぼしなのか、だけど兄の子供を探してあげるために死んでも死にきれない、傍若無人だったとはいえ親心。憎くても憎めず、馬鹿だねえ。切ない。
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十二国記みたいなタイトルだと思ったら中編2作だった。 無限の玄は「再生産」、虐待児童がその子にも虐待を行なうというような暗い部分とともに、オチの部分に「再生誕」を持ってきたことで呪わしくも明るい継承といった感じがした。何かが救われたとはまったく思わないが、男だけの小さな社会にある「結局子供が産めない」という閉塞感だけは強引に打破された。きっと男の子なんだろうなあ。 対する風下の朱は潔癖なまでの女。出産のための性能・制約を課せられることを拒否したうえで、別に女性であることをを否定したり捨てたりするわけではないという生きざまは、賛同する人が少ないだろうだけに美しい。その点、『リリース』とは全然違う。リリース世界の技術であれば彼女の求めた「健康」は得られたかもしれないが、まずもって野球をしたがる女という文化が生まれてこないと思う。
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風下の朱の方が主題が取りやすかった。でも、フェミニズムの思想それ自体についてではなく、フェミニズム運動の展開や構造をなぞらえた物語って、読める人がかなり限定されるような気がするので、ここまで象徴的に書かずにもう少し具体的に分かりやすくしてもよかったような気もする。
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