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大川契り 善人長屋 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2018/06/28 |
JAN | 9784101357775 |
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大川契り 善人長屋
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商品レビュー
4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「善人長屋」「閻魔の世直し」の続編。 表題作回は、お縫の父・儀右衛門と、母・お瞬の馴れ初めの話。 なぜ、母はこんなにも父を慕うのか。こんなにも信じているのか。 儀右衛門がお瞬にプロポーズをした日、大川は嵐に見舞われ、氾濫寸前だった。身投げをしようとしたお瞬の下に、ずぶ濡れの儀右衛門が現れる。 お瞬は限界だった。水仕事で調子に乗って、男たちを手のひらの上で弄んでいたと思っていたら、仕返しとばかりに拉致監禁の上、手籠にされてしまった。 一命は取り留めたものの、残していた財産は強盗に奪われ、一文無しになった。江戸から離れようと決心したその日、嵐がやってきた。 嵐の中、病に臥した祖母を背負い、深川八幡のお堂にたどり着いたお瞬の迎え入れたのは、男衆の好奇の目と、女衆の嫉妬の目だった。 「私は出て行くから、ばあさんは置いていくよ」 啖呵を切って、嵐の大川まで戻った時には、川の堤ははち切れんばかりだった。 死のうと思ったが、川に飛び込む一歩が出ない。 身体を汚され、金も奪われ、人々から忌み嫌われ、生きることに絶望しておきながら、まだ私は生にしがみ付くのか。 馬鹿馬鹿しい自分に嫌気がさした時、儀右衛門が現れた。 儀右衛門は、お瞬の行きつけの質屋の店子をしていた。水仕事で貢がせた男たちから受け取った品物を、質屋に出してお金に換えていたころに知り合ったのだ。儀右衛門は常にお瞬に言っていた。「人の心を粗末にしちゃならねえよ」と。 嵐の中やってきた儀右衛門を見て、お瞬は、自分が生にしがみついていたのは、死ぬ前にもう一度儀右衛門に会いたかったからだと気づいた。同時に、儀右衛門の過去の言葉が胸を抉った。 この人の、言った通りじゃないか。 自嘲したお瞬の両肩を、儀右衛門の力強い両手が抱える。そして、 「お瞬、私と結婚してくれ」 「大川契り」の中には、色んな短編が入っているが、個人的には「侘び梅」の話が良かった。あまり物語の中心にいない人物にスポットライトが当たる回は、スピンオフらしくて素敵だと思った。
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お縫の姉であるお佳代に始まり、母であるお俊の物語で終わる。 毎度のことながら儀右衛門とお縫の頭の冴、長屋のみんなの活躍っぷりを楽しみながら読めた。 今回は加助さんの反省会もありでした。 どうして西條奈加さんの小説はこんなにすらすら読めてしまうのだろうか。 登場人物の陰もありつ...
お縫の姉であるお佳代に始まり、母であるお俊の物語で終わる。 毎度のことながら儀右衛門とお縫の頭の冴、長屋のみんなの活躍っぷりを楽しみながら読めた。 今回は加助さんの反省会もありでした。 どうして西條奈加さんの小説はこんなにすらすら読めてしまうのだろうか。 登場人物の陰もありつつまっすぐなところがいいんだろうな。登場人物がみな魅力的で、善人長屋シリーズの続きをまたどこかで読めたらいいな。
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今作は『家族』がテーマなのかななんて思いながらサクサクと読了。 儀右衛門の旦那とお俊さんの馴れ初めから長女との不仲の理由も回収されてよかった。 わたしもタヌキなのかどうにも加助さんが苦手なのは仕方ないとこかなと。
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